冴島 美咲
(ああ、眠いな)
冴島 美咲
(お昼休憩の後って何でこんなに眠いんだろう…)
冴島 美咲
(ご飯食べたからかな?仕事めんどくさいなぁ…)
野口
冴島!!冴島美咲!!
冴島 美咲
ふぁーい…
野口
仕事中!ったく…
お昼休憩の後、どうしても眠くて
デスクに頭をゴツンと置いて寝ている私に、野口湊 先輩が馬鹿みたいに大きな声を出して叫んでる。
冴島 美咲
そんな馬鹿でかい声だから彼女さんに振られるんですよぉ…
野口
なっ、お前なぁ、…!お前だって彼氏いねぇだろ!
冴島 美咲
なっ…私は作らないだけですよ!
現在23歳、会社員。
…彼氏なし。
湊先輩は25歳で、彼女なし。 お互いに恋人がいない同士、情けない言い合いが始まる事はしょっちゅうだ。
冴島 美咲
わっかりました!!じゃあ来週の飲み会までにとびっきりカッコイイ彼氏作って連れてきます!
野口
言ったからな!?
冴島 美咲
絶対守りますよ!!?
なんて出来るはずもない約束をして、言い合いが終わったあとにはまたデスクに顔を伏せて眠りに入る。
なんて、平凡な日々を毎日のように送っていた。
美香
じゃ、またねー…って、1人で帰れる?
冴島 美咲
帰れゆよぉ…もう20過ぎてんのにぃ…
仕事終わり、ほんのちょっとだけと言って誘われた居酒屋にて湊先輩と一気飲み対決してベロンベロンに。
親友の美香が駅まで送ってくれたから大丈夫だったけど…
美香
ほんと、気をつけてねー?
冴島 美咲
ありゃとぉ…
駅から近くの公園まで歩く。
フラフラした足にベンチが激突して、その勢いでベンチに寝転がる。
冴島 美咲
やだぁ…さいあくぅ…
砂でドロドロになった足元と、さっき当たった衝撃で擦りむいた足。
冴島 美咲
(あーあ…また先輩に怒られる)
冴島 美咲
(酔っ払って遅刻とか…)
そんな事考えているうちに、暗闇の中深い眠りについた。






