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俺が時計を見ると、そこには AM 6 : 30 と表示されていた。
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俺は今日先生に呼ばれていて、早めに学校に行かなければならないのだ。
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俺の母さんは、 一昨年に 他界してしまった。
なので、基本のことは全部一人でする。
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よし、!
俺はお弁当を作り終え 、朝食は時間が無いため諦めた。
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俺は 喉が痛むので、 のど飴を 手に取り、 口の中に入れた。
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制服に着替え、 スクールバッグを持ち 、 家を出る。
こんな時間に歩いてる人なんか居ないか。
まあ、会社に向かう人達は 、つまんなそうな顔して歩いてるけどな。
俺は 自分の名前が書かれているロッカーに靴を揃えて置いた。
コンコン 、 失礼します~
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っえ 、 ?
声が出なくなった。 だって、先生が言うには、
俺がクラスメイト2人をいじめた上、 階段の上から突き落とそうとしていたという報告を受けた。
って 。
俺じゃないですッ、
っていう言葉を飲み込んだ。
だって俺は 優等生でもなんでもない。 いじめたという相手は エリート。
そんなん どっちの言葉を信じると思う?
もちろんエリート 。
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今日は休みなさい、 と 言われた。
俺が 呆然と立っていたら、 そのうち 、
早く出ていきなさいッ !!
と、声を荒らげた先生が 目に見えた。
俺はこれ以上ここに居たくないと思い、 その場を後にした。
何、ここ 。
俺は初めて来る場所に驚きつつも、 腰を下ろした。
落ち着く …
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さっきまで堪えていた涙が、 一気に溢れてきた。
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そのうち、俺が口にした 言葉は、
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たったこれだけって思うやろ?
違う。
母さんが死ぬ時にも同じようなことがあった。
回想
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その頃の俺には訳が分からなかった。
でも、あれは 母さんが望んだ 死 だった。
父さんの酒飲みや DVに 嫌気が差し、 死んだんだと思う。
その頃の俺は泣くことしか出来なかった。
そんな泣いている俺に 、もっと衝撃なことが起こった。
警察が来て、
君がお母さんを押したという目撃を受けている。
って言われて、笑
どんなに否定しても、信じて貰えなかった。
そのうち俺は頷いてしまっていた。
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俺の中の謎が解けた。
俺の最愛の母さんを 死なせた要因の父さん。
ずっと憎んで いた相手。
復讐なんて何も生まない。 でも 。
謝って欲しかった。
俺じゃなくて、 俺の母さんに。
俺の中で 、怒りが湧いていた時に、 声をかけられた。
ねぇねぇ君、
桃
コメント
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初こめ失礼します。 先生が父親…っ 橙裙優しいから言われた事をすぐ鵜呑みにしていまうのかな。 続きが楽しみですっ
続き楽しみにしてます( *´꒳`* )