ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
ぬっし☆
俺は、彼の隣にいていいのだろうか
最近、いつも考えてしまう 彼の登録者数がもうすぐ400万人を突破する 喜んでいる人や緊張してる人、色んな人がいるだろう そう、これはとても喜ばしいことなのだ
…こと、なのに、 もちろん嬉しい、けど寂しい 寂しいというより、不安 彼の登録者数が増えていくたび、彼がどんどん遠くに行ってしまっている気がして怖くて不安で仕方ない それと、心に何かもやがかかっている感覚がする
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その原因を考え始めると寝る時間が遅くなるのは確実なため、布団を頭までかぶり、目を固く閉じた
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なぜか気まずそうに笑うキヨくんに疑問を持ちながらも質問をする
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は、はっず!///良くこんな恥ずかしいこと言えた…な…? あれ、キヨくんの様子が…
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バサッ
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寒い時期なのに汗びっしょりで飛び起きた 最悪な夢だったな、なんて苦笑いする でも、夢だったと分かっていてもやっぱり怖くて、震えるからだを抱き締めるように足を引き寄せ顔を埋めて布団の真ん中で静かに泣いた
ピピピピッピピピピッ
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急なアラームで現実に引き戻される ああ、もうそんな時間か… このアラームはキヨくんが家にくる10分前にかけてたアラームだった まあ、時間通りにくるかどうかは別として
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重たい体を動かして、色々準備するためにリビングへと向かった
ピーンポーン
ちょうど片付けが終わった頃、来客を知らせるインターホンがなった
もう、来てしまった 会いたいのに、会いたくない そんな気持ちを無理やり押し込んで、俺は玄関の鍵を開けた
ガチャッ
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文句を言いながらズカズカ入ってくる彼の背中を見ながらまたリビングへと戻った
リビングにつくとキヨくんはバックを下ろし、コートをかけようとしていた
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断るキヨくんを無視し、コートを取ってかける
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…あれ、なんで俺あんなに必死になって…?
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そう言いソファーを指差すとキヨくんは心底不思議そうな顔をしながら大人しくソファーに座った
…なんだか今日は変だ いつもしないことを積極的に(無理やり)やるなんて…どうしたんやろ、俺
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自分の行動に整理がつかないまま、俺は綾鷹とカルピスを冷蔵庫から取り出しリビングへと戻った
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綾鷹を渡し隣に座ったあと、少しの間沈黙が流れる その沈黙を最初に破ったのはキヨくんだった
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いきなり何をいっているのだろうか 俺は理解ができずぽかんと口を開けているとキヨくんが再び口を開いた
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さっきのことがやっぱり引っ掛かっているらしい 何もないって言ったら嘘になる、けど、… 少し困ったように笑って返す
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今度はキヨくんが少し困ったように微笑みながら キヨくんの右手が俺の左頬を包むようにして触り、親指で左目元をなぞる
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うそ、俺、そんな顔…? しかも、何かに怯えてるって… 怯える…?怯える…おび…える… …あ、と思ったとき、心のもやがパッと消えた気がした …ああ、そういうことか、もやの正体がわかった 俺、怖かったんだ、 キヨくんに捨てられるのが
キヨくんは友達がいっぱいいるから、いつでも隣を変えられる 対して俺は友達が少なく、心を完全に許してる人なんてもっと少ない …簡単に、隣を変えられる訳がない
だから、だから俺は嫌われないように、飽きられないように、あんなに必死に…
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乾いた笑い声が自然とでる バカやなぁ…俺… そんなことしたら、不自然すぎて逆に嫌われてしまうかもしれへんこと、わからんかったかなぁ、w キヨくんは優しいから俺が気を使ってることで居づらいんじゃないかと距離を置いてくれるだろう それがわかってたから、普通に接しようと思ってたのに、 …こんなことしたら、もっと遠くに行っちゃう、
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反射的に下を向いてしまう そのせいでキヨくんの手はスルッと離れていってしまった …そんな顔、しないでよ、 …でも、言わなくて嫌われたら、どうしよう、
…言わなきゃ、
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はっとして口を押さえる 何言っちゃってんの、俺、 こんなの、重すぎる、めんどくさい、
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ギュッ
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ふと、あの数字を見たくなった 背中に回していた手を離し、スマホを取り出してキヨくんのチャンネルを開い…
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そこには、400という数字が表示されていた 目の前のまだ何も知らないキヨくんは不思議そうな顔をして俺を見ている
俺はふふっと笑ってキヨくんを見る そして、
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と、涙でぐちゃぐちゃになった顔で満面の笑みで言うとキヨくんは一瞬驚いたような顔をしたあと、幸せそうに笑った
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そうだ、今なら夢と同じようなことを言ってみてもいいかもしれない
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顔が熱い 恥ずかしくて目線を落としてしまいそうなのをなんとか堪える
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そう言うとキヨくんは耳を赤くしながら言った
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コメント
7件
ボツじゃないです最高でした
最後のキヨの言葉彼氏感が凄い…✨✨ てか、この作品のどこがボツなのよ!?最っ高じゃんか!!!