テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
橘靖竜
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
中嶋と楠木、背中合わせになりつつ、周囲を警戒しながら進む。
武器は楠木のアサルトライフルのみだった。
第一階層は全ての解放軍が食堂に集中しているようで、探索する際に解放軍と遭遇するようなことはなかった。
念のために拘束したまま放置してきたライオンの様子を見に行ったが、どうやら意識は回復していたらしい。
顔を確認して、またマスクを元に戻しておいたから、まさか本人もすでに顔が割れているとは思っていないだろう。
こちらからいくつか質問をしたが、完全に沈黙という形で、何一つ答えてはくれなかった。
良くも悪くも徹底して教育されているということか。
とりあえずライオンはそのまま拘束することにし、中嶋と楠木は二階層の住居スペースを調べることにした。
アンダープリズンの関係者が事件に関わっているのであれば、何か分かるかもしれない。
住居スペースに向かう途中には、時代というか、喫煙ブースが設けられている。
そこをすり抜けると、住居スペースを調べることにした。
ここの住居スペースは、一応プライベートは守られているが、しかし有事の際に自由に鍵の開け閉めができるようになっている。
すなわち、部屋に鍵をかけていても、緊急時には中を見て回れるということだ。
中嶋
楠木
中嶋
楠木
中嶋
楠木
中嶋
中嶋
二階堂はライオンの中の人。
今でも絶賛拘束中である。
楠木
中嶋
中嶋
中嶋の案内で住居スペースを進む。しばらく時間がかかったのち、ようやく流羽の部屋を見つけた。
楠木
楠木
楠木
中嶋
楠木は廊下で待機し、中嶋が中へと入る。
この辺りは、非常用の電源があるのか、まだひっそりと明るい。
この電力をうまい具合にエレベーターのほうに集めれば――なんて、都合の良い話になってしまうのだろう。
その時のこと、ふっと辺りが暗くなった。
中嶋
楠木
楠木
中嶋
楠木
そう返すが、中嶋の返事はない。
楠木
部屋を覗き込んだ瞬間のことだった。
いきなり頭に衝撃が走り、不覚にも楠木は膝をつく。
楠木
楠木はそう言い残し、その場へと崩れ落ちたのだった。