ころんside
土曜日。僕は約束の数分前にさとみくんの家にいた。前回の花火大会では皆を怒らせちゃったから、、今回こそ話と思い早めに家を出ておいたのだ。
さとみくんの家に着く直前、後ろから声を掛けられる。
??
青猿
名前を呼ばれ振り返る。”ころん”なんて呼ぶのは同級生くらいなのに。
名前を呼んだ当の主はとてもきれいな大人の女性であった。
、、少し、見覚えがある。
手繰り寄せる記憶。それでも誰だか思い出せない。
彼女は少し困ったように笑う。
、、、ん?この笑顔、何処かで、、。
青猿
黄神(母)
青猿
る、るぅとくんのお母さん!?
通りで似てると思ったんだ。
でも前に見た時は外見とか整ってなかったし、、
声もこんな優しくなかった、、、
黄神(母)
青猿
黄神(母)
青猿
慣れない敬語と緊張で口が上手く回らない。が、彼女は気にも留めず微笑んだ。
黄神(母)
青猿
黄神(母)
青猿
黄神(母)
青猿
ブンブンと振っていた手をぴたりと止め、顔は真っ赤のまんまるぅとくんの顔を見つめる。
黄神(母)
だから、と僕の目を真っ直ぐ見つめ紡ぐ。
黄神(母)
青猿
そう会話をした後、母親は自らの家へ戻って行く。
るぅとくんはさとみくんの家に泊まるから、今日は旦那さんと自分の調理材料を買ってきたらしい。
大切に、買い物袋とバッグを抱えていた。
、、僕も、止めていた足を動かしさとみくんの家へと急いだのだった。
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