次の日
優花
翔
優花
翔
ガチャ
翔は今日仕事なので私ひとりでもう少し片付けをする。
そうそう。昨日は一つのベッドに2人で寝ました。
でね、またキュンキュンイベント発生したとか思うでしょ?
それが2人引越しで疲れちゃって即爆睡。
だって私起きたらベッドから落ちてたもん。
おかげで私は体が痛いです。
早くベッド来てくれれば良いのに……。
ピンポーン
優花
ガチャ
家具屋さん
優花
やっとベッドがお昼前に届いて寝室まで運んで貰った。
組み立てたら結構広い!
これでベッドから落ちないで済む!(笑)
よし、ベッドも届いた所だしお昼ご飯にしよう
私は適当に昼食を取って
そこから、リビングに置いた仕事用の机に座り次の化粧品についてアイデアを集中して練っていた……。
ポッポーポッポー
気がつけばもう18時前。
今日は翔ちょっと早めって言ってたような……
じゃあ、お風呂沸かさなきゃ!
お風呂掃除してて気づいた。
ボディータオルが2つ。
そっか。これからはずっと一緒なんだ……
そうだよ。これからはずっーーーと
翔の事を送り出したり迎えたり
たまには一緒に行ったり帰ってきたり
ほぼ毎日一緒に居れる
幸せじゃん!
翔side
今日は早めに仕事が終わるから、真っ先に家に帰ろ
だって、家では可愛い可愛い彼女が待ってるから(笑)
俺は仕事が終わって帰る準備をしていた。
マネージャー
翔
マネージャー
……優花と…………?
翔
マネージャー
翔
マネージャー
なんかあったのか?
もしや……!?
翔
マネージャー
うそ、、だろ……
俺が無防備過ぎたか〜……
翔
マネージャー
マネージャー
そこ撮られたかー
優花には内緒にしておいた方が良いか
もし優花に言ったら
「やっぱり私達は別々の方が……」
とか言いそうだもんなぁ
プルルルル
マネージャー
マネージャー
は、今すぐ?
マネージャー
マネージャー
翔
俺はこれはやばいんだなってレベルな事を自覚して、急いで事務所に向かった。
俺、ジャニーさんに彼女いること言ってなかったんだよなぁ……
マネージャーは何となく察してたらしいけどさ
これは説教だな
俺は少し重い気持ちで社内へ向かった。
20:00
帰ってこない……
今日は早めって言ってなかったっけ
翔の分の夕飯はラップかけて置いておこう
翔がなかなか帰って来なくて、私は1人でご飯を食べ始めた。
で、食べ終わって片付けもして
21時前。
明らかに遅いよね
なんか急な仕事が入ったのかな…
けど、連絡が来てない……
もしかしたら……もう帰って来ないの……かな
違う。翔はそんな事しない……よね
そんな事を考えていると、私の頭の中でお父さんが家を出て行った日の風景が蘇ってきた。
優花
優花
いつの間にか小さな発作が起きてしまっていた。
涙が止まらない……
苦しい……
翔……
助けて……
帰ってきて……
ガチャ
翔
翔……??
帰って来てくれた……
すぐに駆け寄りたいけど、足が動かない……
優花
翔
翔が私を見つけるとすぐに駆け寄って来てくれて、そのまま私を優しく包んでくれた。
トン トン トン
優花
翔が一定のリズムで背中をトントンしてくれて、少し落ち着いてきた。
翔
翔side
案の定事務所で説教されました。
でも、ジャニーさんは優しい方で結果俺たちのことを許してくれた。
結構長めの説教が終わった後、撮られた写真についてと、掲載される雑誌についての説明を受けた。
写真はマネージャーが言った通り、買い物中と自宅前で撮られていた。
写真には運良く優花の顔とかは写ってなかった。
ほんとにそれは良かった。
で、掲載される雑誌は明日発売でもう取り返しがつかないようで……。
仕方なく完敗。
こんな事を話していて、終わったのが21時前。
早く帰れるって行ったのになぁ
マネージャー
翔
そして、マンションの前に到着してマネージャーと別れて自宅へ向かった。
週刊誌
はあ?ここまで来たのか?
週刊誌
翔
週刊誌
翔
翔
ほんとにこういうのは·····
なんとか、記者の人を押し退けてやっと自宅へ到着。
ガチャ
翔
シーーーーン
あれ、優花寝てるのか?
俺はそんな軽い気持ちでリビングへ向かった。
するとそこには、発作を起こしている優花が居た。
優花
翔
俺は直ぐに駆け寄って抱き寄せたけど、震えも止まらず、涙も止まらず、呼吸も結構乱れていた。
トン トン トン
優花
とにかく落ち着かせようと思います、背中をトントンしてみると、少し落ち着いてきた様子。
翔
あー、これは思い出しちゃってたのかな
俺だめだめじゃん
翔
翔は私の背中をトントンしながら、ぼそっと呟いた。
あぁ。翔は出て行ってない
そしたら、なんかいろんな気持ちが込み上げてきちゃって、涙が更に止まらなくなった。
優花
翔
優花
優花
翔
優花
優花
翔
優花
優花
優しく私の話を頷きながら聞いてくれている翔をみたら更に安心した……。
翔
私は翔から今日あったことを全て聞いた。
そんな事があったなんて……
で、連絡しなかった理由は私にこの事を知られたら私が自分を責めると思ったかららしい。
優花
翔
翔
私は翔の笑顔につられて笑顔になった。
優花
翔
優花
翔
優花
優花
翔
翔
優花
翔
良かった
なんか、翔となら大丈夫な気がする
その日の夜は翔が私の傍にずっと居てくれた。
これも、翔の優しさなんだなぁ
次の日
6:00
私は二人分の朝食を作る為に少し早めに起きて支度を始めた。
今日は私も翔も仕事がある。
昨日あんな事あったから
翔はわざわざ私を職場まで送って行ってくれるらしい。
終わる時間も翔の方が珍しく早いから迎えに来てくれるらしい。
「もうそんな思いさせない」
って言ってくれたし、寝る直前には
「明日週刊誌が発売なんだけどさ、あんまり気にすんなよ?
俺らはいつも通りでいいんだから」
って、言ってくれて……
なんか、翔の事がもっともっともーっと……
好きになりそう……
けど、なんか怖いなぁ
私は写ってないけど翔の写真が載るんだよね
翔は大丈夫かな?これからの仕事に影響しなきゃいいけど…
朝からこんな事考えてたら顔暗くなっちゃう!!
やめやめ!
ガチャ
翔
優花
優花
翔
それから2人で朝食を食べて、今は出勤する為の準備中。
翔
優花
翔
私は車の助手席に乗った。
翔はサングラスを掛けている。
そっか。翔は芸能人
しかも今はある意味話題になってるからか
翔
優花
翔
優花
優花
翔
優花
翔
翔と夢中になって話してたらもう職場付近。
翔
優花
翔
優花
私は翔の車から降りて職場に向かった。
花
優花
職場の入口で花ちゃんに出会った。
私が挨拶を返すと花ちゃんは顔を覗き込んでニヤリと笑った。
優花
花
優花
花
花
優花
優花
花
優花
優花
花
花
優花
私変わった?
花
優花
花
花
優花
優花
花
優花
花
そこまで見えてたんかい(笑)
まぁ確かにイケメンだけど(笑)
優花
……櫻井翔ってバレてないよね?
花
花
え、ニュースでやってたの……?
優花
まさか…花ちゃん嵐ファンだったりする?
どうしよ…気まずい……
花
花
花
花
優花
良かった。嵐ファンじゃ無かった…
先輩
優花 花
優花
花
入口で長話してたら先輩に怒られました。
コメント
8件
優しい彼...(;゜゜)ワァオ 凄すぎてコメントのしようがないんだよw
めっちゃ面白かったです!
今回も面白かったよ! 続きが楽しみだよ〜! 頑張って!