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蘇枋

、桜君...?

誰だよ
お前

この時の俺は どんな表情で 彼を見つめていたのだろうか。 彼の心もどんな顔で 俺の事を見ていただろうか。

今日も今日とて、 俺は町の見回りをしている。 と言っても、暇だから自主的 しているのであって、 周りにいる風鈴の奴は俺1人。

くかぁっと一人欠伸をし、 サイドにあるポケット二つに 手を突っ込んで 街の中を歩いた。

歩く中々で、 声をかけられては 顔を赤くし、 そそくさと逃げてしまう。

人から感謝されるというのは、 いつまで経っても慣れないものだ。

呑気に余韻に浸っていると 1つの光景が 俺の目の中へと広がった。

っ、危ねぇっ!!!!

急な出来事に声を荒らげ、 目の前にいた ボールを追っていた子供を、 壁にうちつけられても あまり怪我をしないように突き飛ばした。

俺は、人を守れたか? そうフと微笑んだ笑顔の中、 俺は迫るトラックに引かれた___

蘇枋

桜君、大丈夫?
飛び出した子供を守るために
トラックに引かれたって
聞いてたけど...

桜君の衣類や、 必要なものを 病室まで持ってきた。 平常心を保って話している つもりだが、 内心結構焦っていた。

蘇枋

風鈴の人達も、
すごく心配してたよ?

蘇枋

病院に大勢で来る訳には
行かないから、
俺一人で来たんだ

ここまで話しても 目を覚まして ベットに座っている桜君は 俺の方を見向きもせず、 静かに窓の外を眺めていた。

蘇枋

桜君?ここに荷物置いておくからね?

何時まで経っても返事がない。 不思議に思い もう一度名前を呼んでみた。

蘇枋

、桜君...?

誰だよ
お前

君から返ってきた 予想外の言葉に 俺の顔はきっと酷いもの だっただろう。

彼の上っ面の顔は、 俺を酷く見ており、 まるで敵かの様に 警戒していた。

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10,331

コメント

10

ユーザー

新しい作品感謝です!桜君が自分の身を挺して子供守るの優しくでマジで好きです!投稿頻度UP感謝です!頑張ってください!

ユーザー

新しい作品✨とても楽しみです!これからも体に気おつけて頑張ってください(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ

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