蘇枋
桜
この時の俺は どんな表情で 彼を見つめていたのだろうか。 彼の心もどんな顔で 俺の事を見ていただろうか。
今日も今日とて、 俺は町の見回りをしている。 と言っても、暇だから自主的 しているのであって、 周りにいる風鈴の奴は俺1人。
くかぁっと一人欠伸をし、 サイドにあるポケット二つに 手を突っ込んで 街の中を歩いた。
歩く中々で、 声をかけられては 顔を赤くし、 そそくさと逃げてしまう。
人から感謝されるというのは、 いつまで経っても慣れないものだ。
呑気に余韻に浸っていると 1つの光景が 俺の目の中へと広がった。
桜
急な出来事に声を荒らげ、 目の前にいた ボールを追っていた子供を、 壁にうちつけられても あまり怪我をしないように突き飛ばした。
俺は、人を守れたか? そうフと微笑んだ笑顔の中、 俺は迫るトラックに引かれた___
蘇枋
桜君の衣類や、 必要なものを 病室まで持ってきた。 平常心を保って話している つもりだが、 内心結構焦っていた。
蘇枋
蘇枋
ここまで話しても 目を覚まして ベットに座っている桜君は 俺の方を見向きもせず、 静かに窓の外を眺めていた。
蘇枋
何時まで経っても返事がない。 不思議に思い もう一度名前を呼んでみた。
蘇枋
桜
君から返ってきた 予想外の言葉に 俺の顔はきっと酷いもの だっただろう。
彼の上っ面の顔は、 俺を酷く見ており、 まるで敵かの様に 警戒していた。
コメント
10件
え...悲しすぎる..( ; ; )
新しい作品感謝です!桜君が自分の身を挺して子供守るの優しくでマジで好きです!投稿頻度UP感謝です!頑張ってください!
新しい作品✨とても楽しみです!これからも体に気おつけて頑張ってください(⋆ᵕᴗᵕ⋆).+*ペコ