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君を見ていたから解る 。

只管に見つめていたから 、

茉 陽

晴哉くん 、平気?

晴 哉

お 、う

晴 哉

ちょっと体力不足なだけ

茉 陽

もう 、
運動しなきゃ駄目だよ

笑い乍注意してみる 。

息切れをしていた晴哉くんは 笑いで其れを隠す 。

君は隠す時も 、 嘘を吐く時も

手は首に回っている 。

そして今も無意識に 手は首に回される

君は何を魅せないの 。

欲望が溢れ出て 、 頭が回らなくなる

全て知りたいんだけどな 、

夕日が私を照らす放課後

息苦しい監獄のような 教室から出て 、

軽い足取りで廊下を歩いた 。

無意識に晴哉くんの 教室を見つめてしまう 。

もし晴哉くんが居たら 独りの帰り道を誘おうか

なんて妄想を繰り広げ乍 君の席に目をやる 。

其処には椅子の上で 蹲る晴哉くんが居た 。

其時 、頭は機能を停止していて

身体が君へと近付いてゆく 。

茉 陽

どうしたの 、具合悪い?

晴 哉

身体が 、なんか怠い

其の晴哉くんは 少しの熱と苦しさを交えていた 。

私も苦しくなりそうだ 。

茉 陽

送るから一緒に帰ろう

晴哉くん分のバッグを 空いている肩に掛け 、

呻く君の手を掴み 、 歩幅は君に合わせる 。

共に帰る口実が 出来たけれど 、

君が苦しかったら 嬉しさも何も無い 。

只管に辛くて 、苦しい 。

家迄ずっと付きっきりで歩いた 。

其れ也に遠くて晴哉くんの 体調の心配は深まるばかり 。

別れを惜しむ暇も無く 掴む手は離れた 。

茉 陽

気をつけてね

なんて頼り無い言葉なんだろう 。

でも私には 其れしか出来ないの 。

君の影が伸びる 。

私は背を向けて 、歩き出す 。

其れ以来 、君が 学校に来ることは無かった 。

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