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人を救いたい…!

太宰

……ふ、

その言葉に思わず笑みがこぼれる。

太宰

敦君、鏡花ちゃん、!翠ちゃん探偵社に入るって!

本当ですか!?

鏡花

…!

鏡花

(人 •͈ᴗ•͈)

太宰

帰ったら皆に伝えないとだね

うん、

国木田

通話終了

通話
00:00

着信音がなり、携帯を取り出す。 国木田君からだった。

太宰

私だよ…国木田君!丁度君に伝えたい事があっtー

国木田

『この[非常事態]にどこに居る!唐変木!!』

国木田君の声が携帯越しから響き、耳にキーンっとクる。

太宰

国木田君、電話をするときは大声を出さない方がいいよ、相手の鼓膜を破る事になるからね(事実)

国木田

『貴様の鼓膜など如何でも良いわ!』

太宰

なんて事を云うんだい国木田君!

太宰

私の鼓膜が破れても良いって云うのかい!?

国木田

『貴様の生命力からしてそう簡単に鼓膜が破れるか!』

太宰

褒めてくれて有難う国木田君

国木田

『褒めてない!』

太宰

あはは〜

あのー…

敦君が声をかけてくる。 如何やら国木田君の声が、敦君達にまで聞こえていたようだ。

国木田さん、先刻云ってた[非常事態]って…

国木田

『そうだった!今すぐ探偵社に戻れ!人手が要る!!』

太宰

なんで?

国木田

『拳銃を持った男が…』

人質を連れて 探偵社に立て籠もった!!

太宰

っ!

えっ!!

鏡花

…!

………、

(“人質”…)

潤一郎

嫌だ……もう嫌だ…

探偵社に戻ると、立て籠もり犯役の谷崎さんがいた。

(よし、此処までは計画通り__…ん?あれ?)

僕はある事に気付いた。何かが違うのだ。

あのっ…国木田さん、ボソッ

国木田

何だ?ボソ

如何して乱歩さんが居るんですか?ボソボソ

中央の机に谷崎さんが座り、猿轡をされて後ろに手を縛られた人質役のナオミさんが、銃を突き付けられていた。

もちろん銃は偽物、国木田さんによれば少し加工してあるらしいが__否、今はそんな事ではない。

何故乱歩さんまで……

そう、何の役もなく隠れている筈の乱歩さんが、ナオミさんの隣りに座っているのだ。

(同じ人質役ってことか…?でも乱歩さんは見る専って云ってたし……)

国木田

(実はだな敦…)

……?

カクカクシカジカ

なる程…乱歩さんらしいですねボソ

国木田

まあ…乱歩さんは特に何もしないと云っていたから大丈夫だと思うが…ボソッ

国木田さん曰く入社試験の準備中 乱歩さんが動くのを面倒くさがった為、人質役として其処に居てもらう事になったと云う……。

如何にも乱歩さんらしいと云うか 何と云うか……

潤一郎

全部お前達の所為だ……社長は何処だ…!早く社長を出せ!!

潤一郎

じゃないとこの子を撃ち殺すよ!

谷崎さんが演技を始める。

(本当に上手いなぁ……谷崎さん達なら絶対、別の所で食っていける…)

改めてそう思った中島敦であった

社長は何処だ…!早く社長を出せ!!

太宰

怨恨かぁ…面倒なタイプだねぇ…

国木田

あぁ…

太宰

しかも女性だけではなく、乱歩さんまで人質にとるなんて…

あの女の子は?

太宰

ナオミちゃん、バイトの事務員さんだよ

鏡花

とばっちり……

太宰

却説、如何したものか……

けれど、乱歩さんも異能力者なんでしょう?

太宰

そうだけど、攻撃に特化した異能じゃない、逃げ出せないよ

太宰

しかも人質が合わせて二人…同時に両者とも救出するか、もしくは奴を捕らえないといけない…

………

如何します?太宰さん

太宰

いっその事、社長に会わせたら?

えぇ!?

国木田

莫迦な事を云うな!それに社長は出張中だ!!

鏡花

残りの方法は一つ…

うん、

太宰

そうだね…

(異能を使うのかしら…)

すると四人は見つめ合い、気付くと腕を上げ、それぞれポーズをとる。

四人

ポンッ…!

四人は素早く手を前に出す。 その手は___チョキだった。

えっ…

さらにジャンケンを四人は続けた。あいこが数回続いたが、結果的には鏡花ちゃんと太宰が勝った。

鏡花

勝った…✨

太宰

にゃはは〜二人もジャンケン弱いね〜

国木田

ぐぬぬ…

(また負けた…僕、意外とジャンケン弱いんだなぁ…一寸ショック……)

えっと……

太宰

ほらほら〜早く行きなよ〜

……はい…

国木田

……はぁ、

二人は拳銃を持った男に近付く。

国木田

__…おい、落ち着け少年

そうだよ!そんな事やったって意味ないし……

五月蝿い!!社長意外に用はない、妙な素振りを見せたら撃つ!

男はナオミという女の子の頭に銃口を押し付ける。

ナオミ

っ…!ブルブル

(演技って判ってても谷崎さん達の演技上手すぎて怖いっ……)

お前達の事は知ってるぞ!あの嫌味な異能を使う国木田と、強靭な虎に変身する中島だ!!

そう簡単に異能は使わせない、!

中島は机の上に横になって、国木田はその上に四つん這いになれ!

えっ!?

国木田

あぁ?

いっ、云う通りにしないと全員殺すよ!

国木田

………はぁ

(嘘ぉ…)

二人は拳銃を持った男の云う通りにする。

国木田

敦、大丈夫か?ボソ

なんとか……ボソッ

太宰

まずいな…

鏡花

うん、

如何いうこと?

太宰

敦君の異能力は体の一部を虎に变化させる異能だ、そのタフさと強さ、素早さは…正に強靭だ

太宰

勿論、国木田君の異能力もやられる側は厭だろうけど…

なら異能を使えばいいじゃない?

太宰

其処が問題なのだよ

……?

鏡花

敦の異能は虎に变化する、けど今は国木田さんが上に乗ってる状態…しかも仰向け、

太宰

そう、だから敦君が異能を使う際は、起き上がって国木田君が退かないといけない、

太宰

国木田君が退く瞬間にナオミちゃんが撃たれるかもしれないし、

太宰

無理やり行ったとしても、あれだけ銃口が近ければナオミちゃんを扶けられない……

国木田さんの異能は?

太宰

国木田君が所持している手帳の頁に書いた物が出せる異能さ、手帳サイズ限定だけどね

となると書いてる間に撃たれる…

太宰

そう、

太宰

しかも奴は探偵社に私怨を持つだけあって、社員の顔と名前を把握している、異能力までもね…

太宰

これじゃあ社員の私達が行っても、彼を刺激するだけだ…

太宰

(まぁ、私の場合は異能力からして大丈夫そうだけど…)

太宰

却説、どうしたものか__

太宰から視線を感じる。

太宰

みーどーりーちゃん♡

……もしかして、

私…?

太宰

犯人に面が割れてないのは君だけなんだ

……私の異能は攻撃に特化してない…それでもいい?

太宰

うん、大丈夫だよ

太宰

少しの間、犯人の気を逸してくれるだけでいい、後は我々がやるから

太宰

そうだな…“前々回”と同じで、新聞配達員でいっか

前々回…?

太宰

おっと、気にしないでくれ給え

………

太宰

それじゃあ新聞配達員・尾崎翠!宜しく頼んだよ

太宰

はいコレ、小道具

太宰が私に新聞紙等を渡してくる。

……別にいいけど、でも…

太宰

……?

__…矢っ張り何でもない、

太宰から渡された小道具を持って、立ち上がる。

(行く事に文句は無い、只……)

犯人から殺意を感じ取れなかった のを不思議に思っただけ…

(何方かと云えば、殺そうとしてる風に見せているような……)

(否、今はいい……)

犯人にゆっくりと近付く。

『顔も名前も割れてる』

『異能力までもね…』

(そう云えば、私……)

まだ太宰の異能を見た事がない

おまけ☆

国木田

本当に大丈夫か、敦ボソッ

一寸ヤバくなってきました……

国木田

すまん

いえ、僕結構タフなので…

国木田

それは知っているが、今はそこじゃなくないか?

そうかもです……国木田さん、あと翠ちゃんどれくらいで来ますか?

国木田

今太宰が説明してるからな、もう少しの辛抱だ、

うぅ……

果たして翠ちゃんは間に合うのか 耐えるんだ中島敦____!!

投稿遅くなってご免なさい!!

ちょっと旅行に行ってね〜

楽しかったよ!!

とまぁ、この話は置いといて…

入社試験始まりましたね!

そして何故か人質役になってる乱歩さん!隠れてお菓子でも食べてるんでしょうかね?(笑)

次回は入社試験の続きです!

楽しみにしててね!

♥️と💬宜しくお願いします!

貴方が私を殺して__。

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