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貴方が私を殺して__。

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貴方が私を殺して__。

26 - 第二十五話 入社試験 後編

♥

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2023年04月30日

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やめなさーい(棒)

!?誰だ!

えっと、私は通りすがりの新聞配達員……だった気がする

はぁ?

そんなことしたって意味ないよーやめよー危ないからー(棒)

(す…凄い、)

(こんなに棒読みな人初めて見た…)

国木田

………ガクッ
↑何も云えない

太宰

ふ…くっ、ふふ…流石だよ翠ちゃん、素晴らしい演技力、ザ・新聞配達員って感じた…((プルプル

鏡花

(物凄い笑いこらえてる…)

アンタ…探偵社の人間じゃないな!?

先刻云った通り新聞配達員、だと思う

………

(太宰に気を反らせって云われたし……)

えっと、じゃあ……

出さなきゃ負けよ、ジャンケン…

えっ!は!?

私のかけ声に男はあたふたしつつも手を出した。

ぽんっ…

私はチョキ、相手はパー。

カシャンっと相手の拳銃が落ちる。

勝った…ドヤァ

ドヤァじゃない!そもそも僕コレ握ってる時点で出せない!

そう云いながら、犯人は慌てて銃を拾う。

えぇ、其れが目的

は___

男の目の前に一瞬で詰め寄り、拳銃を奪おうとする。

グッ

くっ…放せ!!

男が、ドンッと私を押す。

っ…!

(ヤバッ…力み過ぎた…)

太宰

翠ちゃん!

床に尻餅をついたが、如何にか銃は奪い取った。

銃……とった、

しまっ___

太宰

確保だ国木田君!!

国木田

判っとるわ!!

国木田さんが男の手首を掴み、捻って捻じ伏せ、床に叩きつける。

ぐはっ…

国木田さんは男の上に馬乗りになり押さえ込む。

太宰

はいはーい、一丁あっがり〜、皆さんお疲れさま〜

国木田

…なにが“一丁あがり〜”だ

国木田

口だけ動かして、貴様は何もしておらんだろう!

太宰

それはしょうがないよ、だって国木田くんは……

太宰

ニ回目のジャンケン“も”負けたんだからニヤッ

国木田

一言余計だ!!

太宰

あはは〜

国木田

ーーー、!

太宰

ーーー

国木田

ーーーー!!

鏡花

…………

鏡花

(何時も通り……)

翠ちゃん、大丈夫?

そう云って私の所に駆け寄ってくる。

うん、大丈夫

良かった…危ないから一応、拳銃 預かるよ

判った

拳銃を渡す。

国木田

っだあーー!貴様ァー!!

銃を奪い取った時に落とした新聞紙の束を、国木田さんが太宰に投げつける。

太宰

いっ…!

顔面に綺麗にヒットした。

国木田

人を愚弄するのも大概にせんかー!!

ッ__お前もなぁ!!

国木田

…!

男が国木田さんを押し、懐から銃を取り出して撃つ。

バンッ!

国木田

グッ…

鏡花

っ…!

太宰

国木田君!

国木田さん!!

国木田さんの服に血のような赤い液体が滲み出る。

……!!

クソっ…!!

ガチャッ

え___

銃が此方__否、縛られて動けないナオミと云う子の方へ向けられる。

ナオミ

…!

っ……

女の子の方へ行き、守るように抱きつく。

ナオミ

太宰

翠ちゃん!!

ッ___

私はきつく目を閉じた。

バンッ!!

銃声が聞こえた瞬間、目を閉じながら、彼女を抱きしめる力を少し強くした。

国木田

___全く

撃たれた筈の国木田さんの声に不思議に思い、目をゆっくりと開ける。

……?

背中に痛みはない、何方かと云えば、少しひんやりしている。

えっ…

思わず声を上げる。 それもそうだ、背中には赤い液体が滲み付いていたのだから。

(赤い…水?)

国木田

今年の新入社員は自己犠牲者が多い

太宰

これだけは仕方ないよ、なんたって翠ちゃんは…本物の自殺愛好家だからね

太宰

それにしても今回も素晴らしい演技だったよ谷崎君、

潤一郎

ご免ねー大丈夫だった?

銃を持った男が急に謝ってくる。

えっと……?

潤一郎

あぁ、此れは赤に染色した水を入れた水鉄砲だから安心してね、

そう云って指を曲げると、ピュッと赤い液体が出てくる。

潤一郎

服濡らしちゃって本当に御免!後で洗って返すね…

あ、はぁ…

ナオミ

あぁーんお兄様ぁー!!

先刻かばった女の子が、谷崎と云う男に抱きつく。

……え

ナオミ

はぁん、悪いお兄様すっごく素敵でしたわぁ

ナオミ

縛られて脅されて、銃まで突き付けられて……私もう堪りませんでした…

えっと……

ナオミ

帰ったら、続きをしてくださいませね?

………太宰、

太宰

いやぁご免ね翠ちゃん、君に探偵社員としての資質があるか試させてもらったのだよ!

つまり……入社試験…?

???

その通りだ

隣室の扉が開く、眼鏡をかけた事務員らしき女性が開けたのだ。

春野

試験の方は滞りなく首領しました、社長

社長

うむ

(社長…?)

社長

そこの太宰めが“有能なる若者がいる”と云うゆえ、その魂を真贋、試させてもらった

………

国木田

それで社長、どのようなご判断を?

太宰

………

………

鏡花

………

………

社長

___…

社長

太宰に一任する

太宰

お任せください、

…!

太宰

合格だそうだよ、良かったね翠ちゃん!

ナオミ

おめでとうございまーす!

潤一郎

お役に立てて良かったです

合格…

太宰

そうだよ、自分は逃げられる中、他者を守る為に危険に足を踏み入れるなんて…中々できるものじゃない

ナオミ

そうですよ!ナオミ、ドキッとしちゃいました!

本当に…合格?

太宰

嗚呼

元、災害指定猛獣の僕でもできたんだから大丈夫だよ!

えっ…

鏡花

うん、翠なら大丈夫

………っ

ナオミ

宜しくお願いしますわ翠さん、ねーお兄様ー!

潤一郎

あはは…

国木田

規則は守るんだぞ

は…はい、!

太宰

と言う訳で……

未だに床に座り込んだままの私に、太宰が手を差し伸ばす。

武装探偵社へようこそ、翠ちゃん

おまけ

太宰

ガシッ

潤一郎

(・.・;)ビクッ

太宰

いいかい谷崎君、

潤一郎

はい、

太宰

いくら入社試験の演技に没頭してたからと云って、女の子をあんな風に押してはいけないよ

潤一郎

はい、済みません

太宰

次からは力加減には気を付けて!

潤一郎

はい……

太宰

よし、

太宰

スタスタスタ

潤一郎

………

潤一郎

(翠ちゃん気に入られてるなぁ…)

潤一郎

(次からはマジで気を付けないと…殺される…)

そう肝に銘じた谷崎君なのでした

翠ちゃん入社試験合格おめでとぉー!!\(^o^)/

最後の太宰さんも良かったねぇ〜

谷崎君、国木田さんの服汚したわけだけど大丈夫かなぁ…

なんか国木田さんが所持している物って全部が高そうだよね(笑)

次回は皆でうずまきかな?

お楽しみに!!

♥️と💬よろしく!

貴方が私を殺して__。

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