22時30分発 アトランタ国際空港行
そのシートに 1人の青年が座った
青年は1人 スマホを機内モードにする前に
軽やかに 何かを打ち込んでいく
???
???
???
???
???
???
???
スマホをしまい、 “マサ様”と呼ばれた青年は
静かにため息をついた
???
???
???
???
???
???
足を組み 窓の外に目をやる
頼んだ拳銃は もう届けられているだろうかと
瞳に危険な光を宿しながら 青年は
過去に殺し損なった ただ1人の人物を思い浮かべた
稔探偵事務所
高峰刑事
高峰刑事
高峰刑事
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
紗羅
紗羅
紗羅
藤野警部
藤野警部
魔叉琉
魔叉琉
高峰刑事
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
紗羅
藤野警部
魔叉琉
藤野警部
紗羅
紗羅
魔叉琉
高峰刑事
藤野警部
藤野警部
魔叉琉
藤野警部
藤野警部
紗羅
藤野警部
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
高峰刑事
慌ただしい2人を見ながら 今回の事件を反芻してみる
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
紗羅
紗羅
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
紗羅
紗羅
紗羅
紗羅
魔叉琉
魔叉琉
紗羅
紗羅
魔叉琉
紗羅
紗羅
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
差し出された手を握る
その愛しい温もりを 守ると誓ったから
魔叉琉
霧山武尊の家の中は 既に濃い血の匂いが満ちていた
紗羅
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
藤野警部
藤野警部
足を踏み入れ 1歩ずつ奥に進む
高峰刑事
魔叉琉
高峰刑事
高峰刑事
誤魔化しつつも 高峰の顔は蒼白だった
近付いて その理由がわかる
魔叉琉
紗羅
魔叉琉
何も映さない瞳を 見開いて
恐怖に歪んだ表情を 顔に貼り付かせたまま
床が血の海になるまで
霧山武尊の遺体は 刃物で滅多刺しにされていた
そして壁には
魔叉琉
これまでの現場に遺されていた 『M』という文字
それから1枚の封筒が 貼り付けられていた
それを 出来るだけ丁寧に取り
糊付けされていない袋口から 中身を出した
魔叉琉
マサへ
魔叉琉
生きてたとは思わなかったよ 元気?
彼女出来てたのかぁ… いいね、そういうの
ここに辿り着くってことは やっぱ頭良いね、マサは
「何で霧山まで」 とか思ってる?
僕の考えた綺麗な事件に 余計なことしたからね
今回は僕の勝ちでいいかな?
本当は痕跡とか 全く残さなくても良かったんだけど
僕としては マサの顔、もっかい見たくてね
僕が狙って 唯一生かしちゃった人だから
魔叉琉
ねえマサ 僕を探し出してみなよ
それで殺してみて?
……なーんてね、本気にした?
じゃあね
マサより
殆ど無意識に 手紙を握り潰していた
封筒も指を掛けようとして
気が付く
魔叉琉
【連鎖】完
続く
コメント
4件
「愛しい温もりを守ると誓ったから」でしょこちゃんのハートが殺られた…(大丈夫致命傷だ) とか言ってたら霧山キュン……() いや待ってまさるん(気持ち悪いあだ名)無事でいてくれ…(´;ω;`)
おはようございます! だんだん最終章に近付い……まだ近付いてないです準備不足です((( なかなか過酷なことを自キャラにさせようとしている作者がここにいます 次回もよろしくお願いします!