目が覚めて、日常が無いことに気がついた
音が、死んだように無かった
次に、そのことに酷く震えた
明日の再開が、訪れなかった
それは、死んだも同然で
でも、まだ目の前にあるかもしれない希望を夢に見て
ドアの前に、立った
開けたら、嫌でも現実を知る
…それでも、開けなくては
覚悟を決めて、ドアを開けた
「ん〜、やっぱりこれじゃシリアス感が強すぎるかな」
「どうしよう……。物語の主軸を変えたら行けるか?」
「それとも……開けた後を変える?」
ふと、こちらを見て笑う少女
……と言うより、ここは?
自分は、何者なのだろう?
「おや、お客様だ」
金髪のツインテールを揺らして、こちらを見つめていた
ワンピースだけを着て、楽しそうに歩く
「こちらに来れるとは、なんとお見事」
嬉しそうに、笑っている
……目は、笑ってない
「ようこそ、観測側へ」
……観測?
疑問には思ったが、何故か少女は答えてくれないだろうという気持ちがあった
そして、それは的中して
"自分では無い何処か"を見て、少女は言った
「またね、観測者の皆様」
コメント
6件
え……!?金髪のツインテールの少女、って…少女……!? 少女が見て声をかけたのは私たち、「観測者」……それなら語り手さんは「観測者」では無い、ってことになるよね……🤔🤔 んん……??少女は一体何者何だろう、って疑問が更に強くなった……💦