ー今だけはいいよねー

ー今だけはいいよねー 第9話

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中学入る前 春休みが始まった。

仲良い4人は 春休み集まらなかった。

ただ、3人は集まった。

水春は呼んでも来なかった。

"用事があるから"と。

そして俺は

ある行動に出た。

3人のグルラ

春休みの今

尋ねられるのは 多分今だけ。

暖かい空気を めいいっぱい含んで

インターホンに手を伸ばす

押す瞬間まで 気が付かなかった。

コンビニに行っていたらしい 水春が後ろにいた。

水春は 鍵を開けて俺らを中に入れてくれた

久しぶりにきた 水春の家は

相変わらず 変わってなかった。

俺は あの日の真実を知った。

俺に取って辛い現実。

受け止めなきゃいけないこと

俺は 素直にそれを受け止めた。

俺らは颯爽に家を出た。

やっぱり春風が心地よい。

俺らの髪が 風にあたって揺れる。

俺らは水春の家を後にした。

適当にブラブラ歩いていると

目の前にはいつかの海が。

俺らは あの地平線に向かって走った。

どのくらい遊んだだろうか

ふと空を見上げると とても綺麗な青と空色、

色んな形をして流れていく雲

とても眩しい太陽の光。 そしてそれを反射する青い海。

脳裏に水春が出てくる。

あの無理して笑った笑顔 海の日に全力で笑った笑顔

色んなものが。

俺ら3人は 春休みを共に楽しく過ごした。

桜見して 勉強会して

そしてそれと共に 俺らはあることに気がつく。

𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹