勇太side
撮影前半が終わり休憩に入った。
海人
勇太
海人
勇太
上條
上條さんが俺の背中にピッタリとひっつきながら覗いた。
海人
海人
勇太
海人
勇太
体調不良?
さっき、楽屋にいた時はそんな素振り見せてなかったのに……
まさか……俺のせいかな
だけど…喧嘩が理由で早退するようなやつじゃないし……
勇太
海人
勇太
海人
勇太
思い返してみれば〇〇の様子が最近変だった。
変にぼーっとしてるし、嬉し泣き涙とか言いながら顔歪ませてるし……
仕事とかでよっぽどストレスが溜まってるんだなって思ってたけど…
それは、俺の思い込みだったのかな……
〇〇side
私はやっとの思いで、家にたどり着くことが出来た。
〇〇
1人になった瞬間、ずっと我慢していた涙が一気にほっぺたを滑り落ちた。
自分のことしか考えずに、勇太にもスタッフさんにも色んな人達に迷惑をかけて……
私って本当に最悪な人間だ……
でも、そんな時ほど勇太の温もりを感じて寂しくなってしまう自分が居て…
もう叶わない…その願いに余計に苦しくなってくる。
〇〇
考えることをやめた私は、そのままソファーに顔を疼くめた。
ブブッブブッブブッ……
〇〇
やまないバイブの音で目を覚ます。
〇〇
そう思いながら携帯に手を伸ばす。
画面には、「髙橋海人 着信」と書かれていた。
慌てて起き上がり、電話に出た。
〇〇
海人
〇〇
海人
海人
〇〇
海人
〇〇
ツーッツーッ……
〇〇
私の有無を聞かずに、海人くんは電話を切ってしまった。
寝起き出し…部屋もぐちゃぐちゃ…
少しだけでも片付けようと思い立ち上がると…
ピーンポーン……
〇〇
ガチャッ……
海人
〇〇
海人
〇〇
海人
〇〇
海人
何かを言いたそうな顔をしながらも、海人くんはそれ以上何も喋らなかった。
そのせいで、この空間が少し気まずくなってしまった。
〇〇
〇〇
〇〇
気づいたら、1人でずっと喋っていた。
〇〇
''勇太''の名前を言うだけで心が痛くなる
〇〇
瞬きしたら目から涙が零れてきそうになる…
少し目を擦ってから…
〇〇
誤魔化しながらも、お茶を入れに行こうとした。
海人
〇〇
不意に私の手首を掴まれた私の体は、いつの間にか海人くんの体にすっぽりと埋まっていた。
海人
〇〇
海人
海人
その優しい一言で、私の頬に何かが伝ってきたことがわかった。
海人
ずっと我慢していたものが、一気に力が抜けてどんどん溢れ出てくる。
海人
海人くんになら話せるかも……
そう思い、今日のことを全て話してみようと思った。
続く
コメント
7件
涙が。神くん推しでもないのに
なんか涙出てきましたww
続き楽しみ!!!!