巫女
真
旋
西暦2022年。世界は突然、ある一人の人物に統治されてしまった。 その人物は、少女のような姿だったらしい。そして、自身のことを《カミノツカイ》と称した。 顔は《神使》と書かれた白い布で覆われ、服は小袖の巫女装束の上に千早(ちはや)を羽織っていた。そして手には、神楽鈴を握っていた。 傍から見れば、その姿は神事中の巫女だった。 __現れた場所が、スクランブル交差点のど真ん中、しかも空中でなければの話だが。
カミノツカイ
《カミノツカイ》は周囲の混乱や困惑の声を無視し、そう言った。…だがそれきり黙ってしまった。代わりに、《カミノツカイ》は手に持っていた神楽鈴を鳴らした。すると、周囲の建物が爆破された。 それなのに、鈴の音を聞いたもの達は動じない。むしろ、清々しい気持ちであった。 _あぁ、この人は本当に《神の使い》なのだと、全員がそう思った。 その日から1ヶ月も立たぬうちに 世界は《カミノツカイ》によって 統治された。 そして、国が変わった。 新たな世界と共に、新たな 規則ができた。 __これが、事の始まりである。
真
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すき