その次の日から 私達の仲はますます 気まずい雰囲気へと なっていった
亜美
おはよー…
明美
……おはよ
玲奈
お、おは、よ
優奈
…………………
明美と玲奈は"まだ" 挨拶を返してくれるけど
優奈だけは絶対に 返してはくれなくなった
亜美
(まあそうなるよね)
悲しくはなかった こうなって当たり前だとは 思っていたから
優奈
………アンタさ…
優奈は私に向かって 聞いてきた
優奈
協力者なんでしょ?なら【なんでも屋】の正体、教えてよ
亜美
……………それは言えない
優奈
……は…?なんで?
亜美
優奈には到底理解出来ない事だと思ったから。
優奈
…!!!
嗚呼、また 胸ぐらを掴まれるかもな なんて思ったとき
明美が止めに入った
明美
やめなさいよ、優奈。
優奈
でも…!でも!!!
亜美
………落ち着いたら?優奈
優奈
アンタねぇ!!
亜美
周りの奴ら、皆アンタのこと見てるよ
優奈
…!
気づけば私達のことを クラスの全員が見ていた
玲奈
…ね、ねぇ亜美…
亜美
…?何
玲奈
な、なんで言えないの…?
亜美
……玲奈には関係無い
優奈
アンタ、玲奈にまで…!
亜美
……てよ…
優奈
…?何
亜美
黙ってよ!!!!
明美、玲奈、優奈を含め クラスの皆が
化け物を見るような 目でこちらを見た
亜美
……
明美
…亜美、全部話せとは言わない、だけど、少しだけでも、なんで協力したのか教えてほしい
亜美
…
明美は、保育園の頃から ずっと私の味方でいてくれた。
いつ、どんなときでも 私のことを守ってくれた。
亜美
(明美になら…話でもいいの…かな)
そう思ってしまった私は
協力者になった真実を 教えた