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和子視点!
風呂子と友達になって、まだ数日しか経っていない。 なのに、彼女といる時間はどうして こんなにも心が軽くなるんだろう。
お昼休み、風呂子が私のほうへ 手を振ってきた。
風呂子
その無邪気な笑顔を見るだけで、胸がほんのり熱くなる。 ……いけないいけない。 同い年のふりをしているのに、 こんな気分になるなんて。
和子
風呂子
くしで整えてあげながら、 私はつい言ってしまう。
和子
風呂子
また余計なことを……。 つい本当の年齢を前提にした言葉が出てしまう。
私は風呂子に 秘密を守りながら生きている。 ずっとそうしてきたから 慣れていたはずなのに-- 風呂子と話すとなんだか 昔の自分に戻ったみたいで、 つい本音がこぼれる。
放課後。 風呂子が帰り道で ぽつんと聞いてきた。
風呂子
その一言に、胸がどきっと跳ねた。 気づかれた…? そんな不安がよぎる。
だけど風呂子は笑って続ける。
風呂子
--お母さんより。 それは喜ぶべきなのに、 胸が少しだけ痛む。
私は友達でいたい。 同級生として、風呂子の隣にいたい。 本当の年齢なんて、知られたくない。
だから私は、そっと答える。
和子
風呂子は照れたように笑った。 その笑顔を見るたびに、 もっと近くにいたい そんな気持ちが静かに積もっていく。
--風呂子。 あなたが私の秘密に気づくのは、きっとまだこの先のこと。
今はただ、あなたの隣にいさせて。
コメント
1件
おぉ!✨️続きありがとう!