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……って、どこにいんの!!!
広すぎて分かんないんだけど。
結局、楓弥の姿は見つけられないまま楽屋へ戻る。
愁斗には会えたけど、 もう一緒にはいなくて結局楓弥には会えなかった。
楓弥
楓弥
史記
楽屋に入ろうとすれば、 ずっと探してた恋人が目の前に。
楓弥は息が途切れ途切れの俺に目もくれずさっさと楽屋に入り、祥の隣に座り話し出す。
ひとつのスマホにふたり寄り添って、何見てんの。
史記
史記
ひと息ついて隣に腰掛ければ、いつもと違う匂いがする。
聖哉の匂いとは違う、香水の匂い。
史記
ぼーっとしてるといつの間にか 今日の衣装に着替えた楓弥がいた。
楓弥
史記
楓弥
楓弥
違う。 楓弥にそんな事を言わせたいんじゃない。
俺は、
スタッフ
スタッフさんに呼ばれ、着替えるように促される。
史記
楓弥
着替えていれば、ドアの向こうで楓弥の声がする。
史記
楓弥
楓弥
楓弥
史記
なんで楓弥が謝んの。 謝らなきゃいけないのは俺の方。
俺はいても立ってもいられず、 ドアを開けて楓弥を引き寄せた。
…楓弥の匂いがいつもと違うくてモヤモヤする。
けど、それ以上に楓弥に謝らせたことが1番モヤモヤする。
史記
史記
史記
史記
楓弥