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実験施設の人
実験施設の人
No.211
俺には何もない
自由も…名前も…自分に関することは…何もない
ただわかってるのは…俺がここの実験体であること…
そして俺は全モンスターを排除し、新しい世界を作るための…
“特別兵器“であることだけだった
実験施設の人
実験施設の人
ここでは気に入らないもの、基準を超えないものなどは廃棄される
廃棄されたらどうなるかはわからないが…
廃棄されたもの…いわば俺以外の実験体はきっと…自由になった
そう考えることにした
実験施設の人
実験施設の人
No.211
俺が与えられるのは根所…食料…そして教育だけ
娯楽は一切与えられない
ここで学んだこと…何度もみっちり言われたことは…
モンスターというのは敵で…命を奪うというものであるということだった
No.211
最近は俺の親のことを考えていた
気づいたら親はいなく、実験をしていた記憶しかないからだ
俺を産んでくれた親…というものは必ずいる
それが今どこにいて何をしているのか…
それをずっと考えていた
No.211
No.211
だがその思いも…疑問も…
実験によって呆気なく忘れ去った
実験施設の人
実験施設の人
No.211
実験中は「はい」「わかりました」しか言ってはいけない
逃げても…反抗しても…暴れても…
何も変わらない
実験施設の人
実験施設の人
No.211
No.211
実験施設の人
実験施設の人
No.211
実験施設の人
変な機械で痛い目に遭わされ…検査をされたり…
時には凶悪モンスターと戦わされた
骨折をしたら薬を飲まされて治させる
そしてまた実験の日々…
もう…こんな人生は…
嫌だった
そんな時だった…俺に希望の光が降りてきたのは…
No.211
No.211
バァン‼︎
No.211
実験施設の人
実験施設の人
実験施設の人
No.211
No.211
タッタッタッタ
No.211
No.211
バタン
そこで俺の意識は途絶えた