サイワラ保育園 男子浴室
健
健
健
健
健
健
健
愛斗
愛斗
後ろにいた愛斗くんは怒鳴りながら、僕の髪をぐいと引っ張った。
健
優
優
愛斗
愛斗
そう言って愛斗くんが、後から入ってきた優くんに掴みかかろうとすると……
変に頭が長いおじいさんが二人を止めてくれた。
愛斗
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
愛斗
愛斗
愛斗
愛斗
愛斗くんは下を向いてギュッと手を握りしめた。
ロクじい
ロクじい
ロクじい
愛斗くんの体を改めてよく見ると
僕の腕のキズに負けないくらいのキズが全身にあり
腕には黒い斑点のようなヤケドの跡がいくつもあった。
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
健
健
健
健
愛斗
愛斗
優
健
健
健
健
優
愛斗
優
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
健
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
愛斗
優
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
愛斗
優
優
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
ロクじい
鬼塚先生の声
鬼塚先生の声
鬼塚先生の声
鬼塚先生の声
ロクじい
ロクじい
ロクじい
健
優
優
ロクじい
優
愛斗
愛斗
優
愛斗
優
優
ケンカしながらも、みんなでわいわい言い合いながら僕たちはお風呂に入った。
死ぬ前は、こんな楽しいお風呂の時間なんてあったかすら覚えてない。
とても面白くて、体もさっぱりとした時間だった。
桜
桜
桜
陽子
鬼塚先生
サッパリした四人を待っていたのは
長い間待たされてすっかり不機嫌になってしまった女子達だった。
ロクじい
ロクじい
健
桜
桜
健
優
愛斗
愛斗
廊下の流し台の前で、歯ブラシの持ち方を教わりながら
みんなと歯磨きを終わらせて、寝る部屋へと向かった。
鬼塚先生
ロクじい
鬼塚先生
ロクじい
先生たちは他の部屋で寝るようで
布団のしかれた大きな部屋にみんなだけが残った。
……僕は死んだ、それはロクじいの説明でわかった。
もうお腹が空いて、切ない思いもしなくていいのもわかった。
……でもなんで、心が苦しいんだろう。
何でみんなが守ってくれるのに悲しいんだろう。
いくら考えても答えなんてわからない。
ずっとずっと考えていたら……
いつの間にか朝になっていた。
コメント
1件