俺は人を好きになるのさえもが怖かった。
でも 、そんな俺でもやっぱり好きになってしまう人は居る。
小1の頃。
トラウマを抱えた俺に 、1つの光が現れる。
sv(幼少期)
sv(幼少期)
キラキラした顔で俺を呼びかけるのは 、そう
sv(幼少期)
sv(幼少期)
にぱ 、と笑いながら手を差し伸べる。
悲しみに明け暮れる日々を送っていた俺にとって
この出会いは何より大きな出来事だった。
時が経って 、中学生。
幸いシヴァさんとは同じクラスになれた。
でも 、小学生の時のようにはいかない。
登下校は一緒な事が多かったが 、小学生の時より少し距離ができた。
シヴァさんはバレー部 、俺は当時もバスケ部に入った
《おーいシヴァ〜!!
《部活始まんぞー
sv
sv
sv
シヴァさんは部活に熱心で 、休みの日まで練習するほどだった。
カッコいい 、凄い 、と思っていたが
心のどこかでは寂しさを感じていた。
この時もう既に
シヴァさんのことが"好き"だったから。
また時間が経ち、高1の夏頃 、 シヴァさんがバレーを練習している公園に立ち寄った。
バンッ!!
…バンッッ!!
sv
バンッ!
… 似ている。
カッコよくて
優しくて
よく笑う。
俺の大切で … 大好きな人。
ya
もう失うのは嫌だ。
… でも 、人を好きになってしまった。
どうすれば … いいの …?
そうだ
また失うくらいなら …
最初から離さなければいい。
… どんな手を使ってでも
壊してでも … 俺の … 俺だけのモノにする。
ya
ya
… あんな過去が
俺にもあったなんてな
……
… 父さん 、もう俺は失ったりしないよ。
大切な人はもう二度と離したりしない。
愛することは 、奪うこと。
…… これで … いいんだよね
ya
シヴァさんの首にかかったチョーカーの金具をそっと撫でる。
ya
ya
ya
ya
一瞬ぴくっとシヴァさんの瞼が動いた気がした。
… でも 、何も言い返したりしない。
ya
その声は優しくて
耳の奥に残るほど穏やかだった。
なのに 、胸の奥が酷くざわつく。
sv
おかしいよ …
こんなの … 間違ってるはずなのに …
離れたら … 駄目な気がしてならないよ
優しいのに怖くて
… でも 、怖いのに離れられない。
… なぁ … ゆあんくん
どうしてそんなに泣きそうな顔してるの?
sv
… 言葉にはならなかった。
でも 、なぜだか
見えない鎖がまた1つ 、心に絡みついた気がした。
sv
ゆあんくん …
からむーちょ
からむーちょ
からむーちょ
からむーちょ
からむーちょ
コメント
6件
🐸彡ッ😭😭😭😭 🍗裙泣いちゃうよ 、 最後絶対俺ら泣くわ( 楽しみでs(
これ分かった。最後泣くやつや
儚げな雰囲気が……シヴァさん……!!(?) 今回も最高でした!ありがとうございます🙏😇