紫
紫
僕から体を離しソファへと身を沈めた紫さんはいつもより小さく見えて……
紫さんは涙で濡れた目を拭う事もせずぽつりぽつりと話し始めた
紫
黄
紫
桃
青
紫
紫
橙
皆の反応は人それぞれだった…
怒りを含んだ目をして俯く黄さん…
驚きからかハッと息を飲む桃さん…
目を潤ませ今にも泣きそうな赤さん…
悲しそうに目を伏せ俯く橙さん…
紫
紫
紫
青
もう僕は限界だった
急に僕に抱きついて泣き出した紫さんの話を聞いて…
この人は僕の為に涙を流してるんだって
嬉しくて…それと同時に…この人は信じられる…直感的にそう感じた
会って間もない僕に対して涙を流す… びっくりするほどの優しさを感じた
桃
橙
また泣き出した紫さんを横目に僕も静かに…涙を零した
赤
黄
誰にもバレないように声を押し殺して泣いてたら…黄さんと赤さんに呼ばれた
青
黄
赤
青
顔を上げたら2人ともとても優しい顔をしていて…僕を優しく抱きしめてくれた
青
黄
赤
2人の肩に顔を埋めてひたすら泣いた
黄
赤
頭を撫でてくれる黄さんと背中を優しく叩いてくれる赤さん
大丈夫と声をかけながら…僕が泣き疲れて眠るまでずっと慰めてくれた
目を覚ました時には布団の中にいて…
青
誰かが運んでくれたんだって事は分かって寝ぼけ眼を擦り起き上がろうとした
でも誰かに抱きしめられてて…
まだ眠さで閉じようとする瞼をこじ開け 隣へと目をやると
長いまつ毛に綺麗な鼻筋…そして… 淡い紫色をした髪の毛
紫
青
紫くんが気持ち良さそうに寝息を立てて寝ていた
コンコンッ
青
控え目にノックされ…開いた扉から桃さんが入ってきた
桃
青
青
紫
桃
紫
青
桃
12時…その言葉を聞いた途端紫くんがガバッと布団をはねのけ起き上がる
紫
桃
紫
紫
青
桃
紫
間違えて敬語が外れて顔を見れてなかったけど反応を見て顔を見れば…
紫
桃
桃くんは不思議そうな顔をして僕を見つめてて…
紫くんは…どこかお母さんを彷彿とさせる優しい笑みを浮かべてた
青
桃
紫
朝ご飯(昼ご飯)を食べているとふと携帯が鳴ったような気がした
青
紫
桃
紫
青
桃
紫
紫くんは皆の事を信頼してるような気がして…それなら信頼出来るのかな…
なんて思いながらご飯を食べ進めてると
電話しながら紫くんが戻ってきた
紫
紫
紫
紫
驚いた顔をしながら電話を切りそのまま携帯を操作する紫くん
紫
突然紫くんの目がハッと見開かれた
桃
青
紫
桃
青
その写真に写っていたのは…
金髪に青紫色の瞳をした女性と…
吸い込まれるように綺麗な碧眼と青髪の男性の…
2人並んだツーショットの写真だった…
続き1000♡
コメント
11件
ちょっとー私の目の前の選択肢フォローしか並んでないんですけどー!
ツーショの奴誰だぁ(゚∀゚ )施設の関係者、青ちゃんの両親とかかな?
おとんおかんかぁ??