宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
立ち上がった僕の腕を 原石くんがつかむ
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
僕はすがるように 原石くんを見つめた
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
どくん
宇山 珀兎(ハクト)
七面家へ向かうと
七面の母
青ざめた顔の女性が居た
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
七面の母
七面の母
七面の母
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
七面の母
七面さんの母親は 荒い呼吸を繰り返す
七面の母
驚いたように見開かれた目
頬に張りつく髪
目から鼻から 口から零れる液体が
彼女の取り乱しようを 物語っていた
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
七面の母
七面の母
七面の母
宇山 珀兎(ハクト)
七面の母
七面の母
七面の母
七面の母
七面の母
七面の母親は 気がふれたように笑う
僕はその笑みを見て
宇山 珀兎(ハクト)
そう思ってしまった
原石 六空(ムク)
原石くんが声をかけるけど
七面の母
七面の母
七面さんの母親には 届いていないようだった
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石くんは忌々しげに 髪をかきむしる
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
「ワシは……」
宇山 珀兎(ハクト)
「なんちょ無力なんや」
どくん
七三五の髪を梳かすのは 難儀だった
七三五
兎吉
兎吉
七三五の髪に触れる
それは
彼女の頭部にくい込んだ 角に触れること
兎吉
神を恐れる 人間の手によって
七三五の姿は 人外のモノとなった
兎吉
兎吉
兎吉
七三五
七三五
兎吉
七三五
兎吉
兎吉
七三五の世話を焼くのは 自分の役目
正直、それは 苦では無かった
だが二人には壁があった
兄妹という肩書き
そして 七三五の背にある……
七三五
七三五
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石くんが顔をしかめる
だけど僕は 考えることを止めない
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
『七三五ば』
『止めたらんと』
胸の奥から響く 悲しい声
その声に、言葉に
耳を傾ける
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
胸に手を当てる
どぷん
宇山 珀兎(ハクト)
心臓の鼓動は少しだけ
水面をはねる音に 似ていた
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