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宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
七面の母
七面の母
突然、七面さんの母親が 金切り声を上げた
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
原石くんは 僕をにらみつけた
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
七面の母
七面さんのお母さんは ただ叫んだんじゃない
呼んでいたんだ
娘の名前を……
宇山 珀兎(ハクト)
家の名誉や
生まれ育った土地よりも
大切なものが 人にはある
七面の母
地面に額を押しつけ 七面の母は泣いた
宇山 珀兎(ハクト)
どくん
宇山 珀兎(ハクト)
どくん
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
「終わらせんと」
宇山 珀兎(ハクト)
「……七三五ば」
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
原石くんの指示通りに 前へ走る
宇山 珀兎(ハクト)
だけど、過ぎゆく景色に 変わりはなく
宇山 珀兎(ハクト)
不安は波となって 心に押し寄せた
もしも許されるのなら
もう一度、その名を 口にしたい
その身に
その姿に
もっとも相応しい その名前を
原石 六空(ムク)
延々と続く道の先に 建物が生える
それと同時だった
どぼん!
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
僕らは無我夢中で 建物のフェンスを登った
服のまま プールに飛びこむ
宇山 珀兎(ハクト)
春とはいえ 水温は低い
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
水の中は動きづらく
走り疲れた足では 前に進めない
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
水中を花びらが
ひらりと舞う
宇山 珀兎(ハクト)
どくん
彼岸花のごとく 赤き色
懐かしいその色に
この身は引き寄せられる
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
そう思うのに
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
酸素を求め体は 水面から這い上がる
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
再び潜ろうとすると
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
再び水に潜ると 僕は泳ぎ始めた
原石くんの居る 排水溝へ向かって
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
原石くんが七面さんを 引き上げようとする
だが、背中が 排水溝から離れない
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
僕は七面さんの背中から 刀を引き抜き
その刃で服を切り裂いた
原石 六空(ムク)
水中に 赤い彼岸の花が咲く
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
七面さんを抱え 再び水面を目指す
宇山 珀兎(ハクト)
それだけを考えて
原石 六空(ムク)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
プールサイドに 七面さんを寝かせると
七面 美羽(ミウ)
宇山 珀兎(ハクト)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
原石 六空(ムク)
七面 美羽(ミウ)
宇山 珀兎(ハクト)
七面 美羽(ミウ)
七面 美羽(ミウ)
七面 美羽(ミウ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
七面 美羽(ミウ)
七面 美羽(ミウ)
宇山 珀兎(ハクト)
宇山 珀兎(ハクト)
七面 美羽(ミウ)
七面さんがジットリとした 瞳で僕を見つめる
ぬるりと不気味な感触が 肌を這う
七面 美羽(ミウ)
七面 美羽(ミウ)
原石 六空(ムク)
七面 美羽(ミウ)
七面 美羽(ミウ)
七面 美羽(ミウ)