テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
290
#カントリーヒューマンズ
めんだこ
415
コメント
1件
ぁ…(新しい扉が開く音)
会議を終え、当日。 医療員の手には2丁の拳銃、 戦闘員の片手にはコンバットナイフ。
ソビエト
ソビエト
ナチス
ナチス
ソビエト
教育係の、戦闘員。 勿論きちんと教育をし、自身も集中する。
その仕事は、同期の医療員に劣らないほど完璧にこなされる。
ソビエト
ナチス
医療員も覚悟を決め、戦闘員の後ろに着いた。
ドカァンッ!!!
17時20分になると同時、戦闘員が扉を蹴り飛ばした。
その目に籠るのは、殺意と決意。
ソビエト
戦闘員がそうして啖呵を切ると、奥から構成員がわらわらと出てきた。
ソビエト
ザシュッ、バンッ。
戦闘員は血飛沫を浴びながら、 半グレ共を制圧していく。
獲物のコンバットナイフを一振し、2人を両断。 残った1人に銃弾のプレゼント。
ソビエト
かなりの人数殺ったと言うのに、まだ湧いて出てくる半グレ達。
面倒臭いからもう手榴弾で吹き飛ばしてやろうかと 思い始めていたその時。
バンッッ!!
1発の銃声が響いたが、1発にしてはかなり大きかった。
ナチス
その銃声の主は、二丁拳銃を手にしている医療員。 戦闘員はこれまで怖がり、撃てていなかったのかと思っていた。が、それは大きな間違いだった。
バンッッッ!!
ナチス
ソビエト
銃声が何度も響く。 それと同時、悲鳴も。医療員は後方支援しながら遠くにいる半グレを撃ち、戦闘員は暴れ散らかしている。
戦闘員は暴れ散らかしながらも、しっかりと同期の動きを見ていた。
ソビエト
ソビエト
しっかり、見ている。 ただそれは同期のことだけでは無い。
ソビエト
ソビエト
ここは戦場、生きるか死ぬか。 戦闘員自身も仕事をこなすため暴れ、その中で医療員を見ているのだ。戦闘員はかなり天才だろう。
ナチス
ナチス
ナチス
ナチス
バンッッッ――。
任務完了。 初めての殲滅は、2人とも負傷なし。敵、全滅。
その半分は、医療員が殺ったもの。
これは大猛者になると、戦闘員はワクワクしていた。
ソビエト
ナチス
ナチス
ソビエト
医療員が電話をしている最中、 戦闘員は周りの死体を見渡していた。
ソビエト
その中で1つ、殺られ方に疑問を持った。
ナチス
ナチス
ソビエト
ひとまずはその疑問を隠して、 また組に帰ったら聞いてみようと思ったのだ。
ナチス
ソビエト
なにか思い出したかのように少し慌ててハンカチを取り出す医療員。するとどんどん近づいてきて、かなりの密着状態となった。
ソビエト
ナチス
ナチス
何故か密着している状態でぴょんぴょんと戦闘員の顔を見ながら飛ぶ医療員。 戦闘員はもちろん大混乱していたが、それは医療員の顔をしっかり見るチャンスでもあった。
ソビエト
ソビエト
じっくり見ていると、目が丸く、まつ毛は長い。 顔パーツの配置が良く、少し童顔。 ここまでしっかり見たのは初めてで、少し恥ずかしい。
ナチス
戦闘員が見惚れていると、声を掛けられ自分で拭いてやるのは諦めたようだ。
ソビエト
ソビエト
戦闘員はハッとして戻り、頬の血を拭いた。そのまま折り畳み、ポケットへ。戦闘員の顔はまだ少し赤かった。
ナチス
ナチス
ソビエト
ソビエト
ナチス
もらった、ハンカチ。 医療員にとってはどうでも良くても、恐らく、 戦闘員には大事な物になっただろう。
コツコツ、タッタッ。 無口な2人、それでも。 唯一の同期、大切にしたいと、2人ともきっと思っている。 2人は出口の方へと歩き始める。 組に帰るまで警戒は解かない。 それでも
その空気は少し、穏やかなものだった。