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剣持刀也
剣持刀也
誰もいない空間で1人呟く
その言葉が反響してまた僕に返ってくる
???
剣持刀也
紫色の精
そうニコリと笑うのは僕と同じくらいの少女
綺麗な濃い紫色のショートヘアが特徴的だ
剣持刀也
???
剣持刀也
声のする方を向く
そこには黄緑色の髪をくくっている扇子を持った男性がいた
黄緑色の精
剣持刀也
あと1人…黄色の精が居るはずだが…
紫色の精
紫色の精
剣持刀也
黄緑色の精
紫色の精
まるで他人の様にケラケラと笑う
なんで精霊やってんだ向いてないだろとも思う
黄緑色の精
黄緑色の精
剣持刀也
そう言う事か…
紫色の精
剣持刀也
剣持刀也
ブワッ!
紫色の精
黄緑色の精
剣持刀也
両者とも軽々と避けられる
勿論一筋縄ではいかない事は知ってたが…
剣持刀也
剣持刀也
剣持刀也
黄緑色の精
紫色の精
ザシュッ!
剣持刀也
一撃入れた!
剣持刀也
黄緑色の精
剣持刀也
黄緑色の精
剣持刀也
剣持刀也
紫色の精
剣持刀也
黄緑色の精
そう言い、扇子を優しく仰ぐ
それと同時にとんでもない衝撃がこちらに走る
剣持刀也
ミシリ…と嫌な音を立てて壁にぶつかる
剣持刀也
ふと前を向けば 紫色の精と黄緑色の精の周りを優しいオーラが包み込んでいる
そしてみるみるうちに
剣持刀也
傷が塞がって行く
紫色の精
紫色の精
剣持刀也
剣持刀也
立ち上がろうと力を入れると背中に激痛が走る
剣持刀也
その衝撃でか目の前が霞んできた
剣持刀也
その時
フワリと優しいいい香りがした
お花のいい香りがする……
剣持刀也
最後の気力を振り絞って香りをたどる
辿ると言っても顔を上げて立ち上がるだけ
立っていられるだけ褒めて欲しい
紫色の精
黄緑色の精
あの2人は香りに気付いてないのか…?
香りがする方…僕の後ろだ…
だけど後ろには僕がぶつかった壁だけ…
剣持刀也
最後の気力と言ったが嘘だ
まだ俺には出来る
剣持刀也
黄緑色の精
紫色の精
壁に無数の剣が刺さる
その度に甘い花の香りが強くなって行く
剣持刀也
黄緑色の精
剣持刀也
また後ろから衝撃が襲いかかる
剣持刀也
視界が霞み
意識を失うのに時間は掛からなかった
剣持刀也
目を覚ますと目に入る慣れた天井
香り
剣持刀也
負けたのか
剣持刀也
痛くない背中を摩りながら起き上がる
大きく息を吸い込んでみるが花の香りはしなかった
甲斐田 晴
剣持刀也