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紫陽花
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コメント
3件
あ゛ッッッ!!あぁッ! 好きです(語彙力損失)!! 太宰さんのA.V………いいねで買い取らせていただきますわ! いつも思ってることですが、ナレーションが秀逸で最高!!惚れちゃう(? 続きを半裸待機!
あおいです🌷 第1話、読ませていただきました! いきなり嵐の夜から始まって、中也が新米マネージャーとして覚悟を決める場面にぐっと引き込まれました。でも何より衝撃的だったのは、ラストのあの展開…清純派の天才役者・太宰さんの裏の顔。モニター越しの淫らな演技と、背後からの冷たい声。一気に世界観がひっくり返る感じがたまらなかったです!続きが気になりすぎます…!📖✨
外は激しい雨がコンクリートを叩きつけていた
容赦なく窓を揺らす突風の音を聞きながら中原中也は深く溜息をつき、手元の資料に目を落とした
中也
ポートマフィア芸能事務所
新進気鋭のエンターテインメント企業だがその実態は業界の裏も表も知り尽くした敏腕集団だ
そこに新米マネージャーとして配属された中也に下された最初の任務は今や「若手最高峰の天才役者」と称される太宰治の専属マネージャーになることだった
端正な顔立ち、180センチを超える抜群のプロポーション、そして観客たちの魂を鷲掴みにする圧倒的な演技力
メディアに見せる彼の笑顔は完璧で世の女性たちは皆彼に夢中だ
だが事務所の先輩たちは皆中也に同情の目を向けた
『あいつは人間じゃない、悪魔だ』
『これまでに三人のマネージャーが精神を病んで辞めた』
中也
中也は帽子を深くかぶり直し、カバンを抱えて立ち上がった
今日は太宰が主演を務める新しい舞台の顔合わせだった
しかし当の本人は自分の出番が終わるや否や
「雨が降りそうだから」
という理不尽な理由で中也を置いて先に帰宅してしまったのだ
しかも最も重要な次回作の契約書を楽屋に置き忘れたままで
中也
中也
中也はバイクを走らせ、太宰が住む高級マンションへと向かった
嵐のせいで視界は最悪だったが契約書を明日の朝までに事務所に提出しなければならない
タワーマンションの最上階
オートロックを抜け、太宰の部屋の前に立った中也を襲ったのは不気味なほどの静けさだった
ノックをする
一回、二回
応答はない
しかしドアの隙間から微かに明かりが漏れている
中也
中也
中也
ドアノブに手をかけるとカチリ、とあっけなく扉が開いた
鍵がかかっていない
不審に思いながらも中也は一歩足を踏み入れた
中也
部屋の中は全く生活感がなかった
モデルルームのように洗練されているがどこか冷たい
奥の書斎に向かうと遮光カーテンが閉め切られた薄暗い部屋のデスクで大型モニターだけが怪しく青白い光を放っていた
中也
そこに太宰の姿はなかった
おそらく風呂にでも入っているのだろう
中也はデスクに契約書を置こうとしてふと動きを止めた
モニターに映し出されていたのはある動画の再生画面だった
画面の隅には海外のアンダーグラウンドな有料配信サイトのロゴ
そしてタイトルには『インディーズ作品:名無しの名優・耽美な夜』とある
中也
役者なら他人の作品を研究することもあるだろう
そう思い、何気なく画面を覗き込んだ中也の体が一瞬で凍り付いた
画面の中で薄暗い照明に照らされ、妖艶に微笑んでいる男
緩くはだけたシャツの隙間から覗く白い包帯
カメラをじっと見つめる昏くも息を呑むほど美しい双眸
中也
声が出なかった
そこに映っていたのは間違いなく自分が今さっきまで探していた「清純派の天才役者・太宰治」だった
しかし画面の中の彼は普段のテレビや舞台で見せる爽やかな笑顔など微塵も見せていない
汗ばんだ肌、微かに震える指先、そして見る者を底なしの沼に引きずり込むようなあまりにも淫らで圧倒的な男優としての色気を放っていた
中也
中也が混乱の極みに達したその時
太宰
背後からヒヤリとした声が鼓膜を震わせた
振り返るとシャワーを浴びたばかりなのだろう、濡れた髪をタオルで拭きながらバスローブを羽織った太宰がドアの枠に寄り掛かって立っていた
その瞳はいつもの軽薄な光を完全に失い、冷徹な捕食者の輝きを帯びていた
パピコォォォ
パピコォォォ
パピコォォォ