梓花
生きて
叶
そんな軽々しく...
叶
言ってるはずないよね...
また、自分を塞ぎ込んでしまった
1ヶ月後
叶
また...学校行けなかったなぁ
叶
カサ...
叶
髪飾り...
あの時からずっと髪飾りを付けていた
外さずに、ずっと
叶
はァ
叶
もう嫌だな
早く来いよ!
キャー!ハハ
○○君早いよー!
叶
そっか、この時間小学生の下校時間か...
叶
ボソ眩しいな...
自分にとって外は手の届かないような
遠い存在になっていた
コンコン
母
おやつあるけど食べる?
叶
...食べる
叶
( '༥' )ŧ‹”ŧ‹”
母
美味しい?
叶
うん
叶
美味しいよニコ
母
良かった
お母さんとは話すようにしている
もうこれ以上心配かけてはいけない
叶
(もう沢山かけたから...)
母
あのね...
叶
何?
母
学校のことなんだけど...
叶
学校?
母
そう
母
ずっと行ってないじゃん?
叶
そうだけど...
母
先生も心配してると思うの
叶
.........
母
だから...
叶
行って欲しいの?
叶
学校に
母
...うん
母
無理だったらいいの、
母
けどもし行けるんなら...
叶
わかった、考えてみる
母
ありがと
叶
学校か...
叶
まさかお母さんが言ってくるとは
叶
いつも気を使って言わないでいたのに
叶
相当心配なのか...
叶
...学校
叶
行ってみるか、少しだけ
次の日
叶
行ってきます
母
行ってらっしゃい
母
無理だったら帰ってきていいからね
母
ずっと待ってるから
叶
うん、ありがと
叶
眩しっ
叶
(外出たのいつぶりだっけ...)
叶
緊張してきた...
叶
スゥ ハー
叶
頑張ろう
ガヤガヤ
キャッキャッ
叶
(声がでかい...)
叶
(やっぱり来なければ...)
叶
ガラ
叶
え...
梓花の机に花が置いてあった
叶
誰が...
叶
(先生とかかな)
叶
ガタッ ストン
梓花の席に座った
叶
.....
ガヤガヤ
ガヤガヤ
叶
(あぁ、懐かしい)
叶
カサ (梓花の髪飾りを置く)
叶
ポロ
叶
あれ...なんで泣いて...
叶
もう受け入れたのにッ...
叶
受け入れたのに...グス
叶
なんで なんでグス
叶
いつか死ぬのが人間なのに...
叶
わかってたのに...
叶
なんでこんな悲しいの?グス
しばらく梓花の席に座って泣いていた
周りの声は聞こえなかった
叶
ガダッ
叶
行こう...
そら
読んで頂きありがとうございました
そら
次で最終話になります
そら
ぜひ最後まで見てください
そら
では次の話で会いましょう
そら
バイバイ( *ˊᵕˋ)ノ