あの日から随分経った
桜笑ちゃんはよく笑うようになったし、どんどん明るくなった
玲ちゃんという友達を連れてくるようにもなったし───
美桜
お父さんに、自分の主張を聞いてほしいって
そう言った次の日1人で公園に来た桜笑ちゃんの目はすごく赤くて
その次の日からは公園にも来なくなった
美桜
美桜
美桜
美桜
光のないあのときと同じだ
桜笑
美桜
美桜
桜笑
キィンと頭の中で音が響く
桜笑
気づいたときあたしは屋上にいた
そして目の前には美桜さんがいた
美桜
美桜
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
美桜
桜笑
美桜
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
美桜
桜笑
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
桜笑
美桜
美桜
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
美桜
桜笑
美桜
美桜
美桜
桜笑
美桜
美桜
桜笑
美桜
美桜
美桜
桜笑
美桜
美桜
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
桜笑
桜笑
桜笑
美桜
美桜
美桜
美桜
美桜
美桜
美桜さんがとびっきりの笑顔で言うから
あたしも嬉しくなっちゃって
あたしはおばあちゃんになることも、大人にさえもなれないけれど
だけど、それでも!
桜笑
桜笑
そしてあたしは駆け出した







