コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
コツ、コツ、コツ(歩く音)
イーサン
イーサン
イーサン
カチャッ(銃のリロード音)
ゾンビに追われぬように細心の注意を払いながら、
歩いてはや数十分...
ヴィクラムの家の前まで来た
イーサン
イーサン
イーサン
コン、コン(ノック音)
イーサン
イーサン
イーサン
コン、コン
さっきよりかは強めにノックをする...
イーサン
待ってみるも、ヴィクラムが出迎えることは無かった
コン、コン
イーサン
ギィイイ......
ノックの衝撃のせいなのか、ドアはひとりでに開いた。
イーサン
イーサン
イーサン
イーサン
そう思いつつ、部屋の中を見てみる...
クチャ...クチャ..グチャ....
そこに映っていたのは
イーサン
大人が子供を喰っている様子だった
ク''チャ''クチャクチャク''チャ''
グッヂャァ...ァ...グチャ...
ジョン(ヴィクラムの息子)
ジョン(ヴィクラムの息子)
死体(ジョン)
肌全体が赤黒く、所々に緑じみているところもあり腐っている
ヴィクラム
ヴィクラム
ヴィクラム
ヴィクラム
イーサンの気配に気付いたのか、こちらをギロリと睨む
イーサン
イーサン
内心、かなり動揺していた
前まではちゃんと人間だったし、
会話もした...
それなのに、どうしてこんなことが...
起こってほしくなかった。いや、起こるという考えにすら及ばなかったことが.........
どうして...?起こっているんだ?
ヴィクラム
ヴィクラム
''コツ''......''コツ''......''コツ''......(歩く音)
一歩ずつ、こちらに近付いてくる
ヴィクラム
ゾンビ(ヴィクラム)
理性があるとは思えないくらいに変わり果ててしまった
ゾンビ(ヴィクラム)
イーサン
イーサン
ドガアッ!!バゴッ!!
ゾンビ(ヴィクラム)
イーサン
ゴンッ!!
ゾンビ(ヴィクラム)
バットで殴り殺した
イーサン
壁に頭を打ち付ける
イーサン
イーサン
仕方なかった...
どうにもできなかったんだ
救えはしなかったし、手遅れだった
そう言い聞かせ、自分を無理やり納得させた
ジョンの体は喰い荒らされており、見るに耐えない姿をしていた
イーサン
イーサン
死体(ジョン)
死体(ヴィクラム)
イーサン
イーサン
イーサン
最初にこの家に来たときに、満タンのガソリンタンクをいくつも見つけていたので、
外にあることは既に知っていた
イーサン
イーサン
その中から1つを手に取る
イーサン
''コツ、コツ、コ''ツ
イーサン
地雷のあった公園を通り
スーパーを越えて...
帰る途中...
ガソリンタンクは両手で持ち
手が限界を向かえたら、一旦地面に置いて休憩をとるのを繰り返した
グリーン・パーク駅に着いた
ガチャッ(ドアを開ける音)
ゥヴァギィアアァギゥヴ...(ゾンビの声)
ゾンビが駅内の下方に溢れているのは変わらず、
今も居続けていた
イーサン
シャッターは開いていた
隠れ家に帰れるという安心感と不安感が残る
ガチャ(ドアを開ける音)
ギィィ...(ドアが閉まる音)
ピッ
隠れ家に着いた
電気が通っていない以上、
ドアのロックも俺が居なかった間、ずっとかかっていなかったわけだから、
隠れ家にゾンビが入ってしまったかもしれないと思い、バットをかまえる
イーサン
辺りに注意を払いながら、発電機にガソリンを入れた
ゴォオオオオオオオオ
明かりが徐々に戻ってくる
その後、隠れ家内にゾンビが一体もいないことを確認すると、
プレッパー
プレッパー
プレッパー
イーサン
もう俺はこの場から早く立ち去ろうとしていた
今までの出来事から、プレッパーという人間に恐怖を抱いてしまったからだ...
信用なんて出来やしない
今までに幾つか嘘を吐いていたのは分かっていた...
それと、不可解な言動も見られた...それ以外にも......
何か、悪い予感がする...
そう思っていたとしても、この場に帰ってくるのには、
意味合い的には違うが、帰巣本能的な何かが働いているんじゃないかと、この時感じた。
イーサン
ボックスの前で荷物を整理している
もう用はないのだから
プレッパー
イーサン
イーサン
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
イーサン
プレッパー
プレッパー
雰囲気が今までと変わった
プレッパー
ピピピピピピ!!
ピピピピピピ!!
イーサン
警報の様な音が流れ始めた
俺はすぐに入り口のドアに駆け込み、そこから脱出しようと思った
ド、ドッ!(ドアを開けようとする音)
開かない
イーサン
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
イーサン
イーサン
イーサン
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
この時、何処のドアが開くのかがなんとなく想像がついた
俺が最初にこの隠れ家に来たときに使ったドアだと
イーサン
大急ぎで向かった
ドッ!ドッ!ドッ!
ギャアゥヴアアアアアア''アアア''ア!
たった一枚のドアの向こう側にゾンビが集っていた
俺を食おうと本能剥き出しのまま、隠れ家に入ろうとしていた
こちらも押し負けないよう、ドアが開かないように全力で押し返す
イーサン
イーサン
イーサン
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
ゥヴア''アギャアアア''ア''ア!!!!
ドッドッ!ドッ!
イーサン
イーサン
イーサン
イーサン
イーサン
イーサン
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
''他はどうだっていいんだよ''。
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
ギィア''ア'' ゥヴアア'' アアア!!!
イーサン
プレッパー
プレッパー
プレッパー
プレッパー
''見れば見るほど''
''醜く''
'''欲張りで'''
''鬱陶しい''!!!
イーサン
プレッパー
プレッパー
プレッパー
イーサン
プレッパー
プレッパー
イーサン
プレッパー
ギィゥアアア''ア''アア''ア''ア!!!
イーサン
イーサン
イーサン
心の中で''怒り''が沸々と湧き出していた。
これだけ''滅茶苦茶なこと''をされて...
'' 言われ続け'' ...
''頭にこない奴はいない''
ドッ!ドン!ド!
プレッパー
プレッパー
確かに、プレッパーの言う通り、もう力を出すのに''限界''は近かった
このままゾンビどもに押し負けて喰われるのが''オチ''だろう...
''そう''思うときもあった
だが、''諦めきれなかった''
''必死の抵抗''の中、なんとか脱出する方法を模索していた。
イーサン
イーサン
考えろ...
何かあるはずなんだ
考えろ!!
次回へ続く...