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コツ、コツ、コツ(歩く音)

イーサン

1、2、3...

イーサン

イーサン

残りは5発

カチャッ(銃のリロード音)

ゾンビに追われぬように細心の注意を払いながら、

歩いてはや数十分...

ヴィクラムの家の前まで来た

イーサン

よし

イーサン

あとは、薬を渡せば

イーサン

((あるかどうかは分からないが..))

コン、コン(ノック音)

イーサン

イーサン

ん?

イーサン

((聞こえなかったのか?))

コン、コン

さっきよりかは強めにノックをする...

イーサン

待ってみるも、ヴィクラムが出迎えることは無かった

コン、コン

イーサン

あの、ヴィクラムさ...

ギィイイ......

ノックの衝撃のせいなのか、ドアはひとりでに開いた。

イーサン

((??))

イーサン

((そんなに馬鹿力で叩いたわけじゃないし、))

イーサン

((それに...))

イーサン

((鍵かけていた...よな?))

そう思いつつ、部屋の中を見てみる...

クチャ...クチャ..グチャ....

そこに映っていたのは

イーサン

な............

大人が子供を喰っている様子だった

ク''チャ''クチャクチャク''チャ''

グッヂャァ...ァ...グチャ...

ジョン(ヴィクラムの息子)

ぁ.........ぅ...ぁ

ジョン(ヴィクラムの息子)

ぁ....ぁ........

死体(ジョン)

肌全体が赤黒く、所々に緑じみているところもあり腐っている

ヴィクラム

ヴギャアぅヴグぅ

ヴィクラム

ギャアクうゥヴアあ......

ヴィクラム

ヴィクラム

......ヴゥぅ

イーサンの気配に気付いたのか、こちらをギロリと睨む

イーサン

イーサン

.........

内心、かなり動揺していた

前まではちゃんと人間だったし、

会話もした...

それなのに、どうしてこんなことが...

起こってほしくなかった。いや、起こるという考えにすら及ばなかったことが.........

どうして...?起こっているんだ?

ヴィクラム

ヴァ..のム.ゥヴ.....

ヴィクラム

''コツ''......''コツ''......''コツ''......(歩く音)

一歩ずつ、こちらに近付いてくる

ヴィクラム

ゴヴ...ロジィデェ..

ゾンビ(ヴィクラム)

グヴレェエエエエ!!!

理性があるとは思えないくらいに変わり果ててしまった

ゾンビ(ヴィクラム)

ヴゥギィアア''ア''ア!

イーサン

イーサン

''く''.........

ドガアッ!!バゴッ!!

ゾンビ(ヴィクラム)

ヴヴ......

イーサン

!!!

ゴンッ!!

ゾンビ(ヴィクラム)

バットで殴り殺した

イーサン

どうしてだ...

壁に頭を打ち付ける

イーサン

''ぁ''ああああああ''あ''...

イーサン

...''くそが''

仕方なかった...

どうにもできなかったんだ

救えはしなかったし、手遅れだった

そう言い聞かせ、自分を無理やり納得させた

ジョンの体は喰い荒らされており、見るに耐えない姿をしていた

イーサン

酷い...

イーサン

...酷すぎる

死体(ジョン)

死体(ヴィクラム)

イーサン

すまない...

イーサン

イーサン

燃料は貰ってく

最初にこの家に来たときに、満タンのガソリンタンクをいくつも見つけていたので、

外にあることは既に知っていた

イーサン

こんなにあるんだし、

イーサン

溜めてたんだな

その中から1つを手に取る

イーサン

((...結構重いな))

''コツ、コツ、コ''ツ

イーサン

((引火なんかしたら、シャレにならんぞ...))

地雷のあった公園を通り

スーパーを越えて...

帰る途中...

ガソリンタンクは両手で持ち

手が限界を向かえたら、一旦地面に置いて休憩をとるのを繰り返した

グリーン・パーク駅に着いた

ガチャッ(ドアを開ける音)

ゥヴァギィアアァギゥヴ...(ゾンビの声)

ゾンビが駅内の下方に溢れているのは変わらず、

今も居続けていた

イーサン

((まだいるのか))

シャッターは開いていた

隠れ家に帰れるという安心感と不安感が残る

ガチャ(ドアを開ける音)

ギィィ...(ドアが閉まる音)

ピッ

隠れ家に着いた

電気が通っていない以上、

ドアのロックも俺が居なかった間、ずっとかかっていなかったわけだから、

隠れ家にゾンビが入ってしまったかもしれないと思い、バットをかまえる

イーサン

.........

辺りに注意を払いながら、発電機にガソリンを入れた

ゴォオオオオオオオオ

明かりが徐々に戻ってくる

その後、隠れ家内にゾンビが一体もいないことを確認すると、

プレッパー

用は済んだらしいな。

プレッパー

思っていたよりもずっと早かったじゃないか。

プレッパー

''本当に感謝する''。

イーサン

.....

もう俺はこの場から早く立ち去ろうとしていた

今までの出来事から、プレッパーという人間に恐怖を抱いてしまったからだ...

信用なんて出来やしない

今までに幾つか嘘を吐いていたのは分かっていた...

それと、不可解な言動も見られた...それ以外にも......

何か、悪い予感がする...

そう思っていたとしても、この場に帰ってくるのには、

意味合い的には違うが、帰巣本能的な何かが働いているんじゃないかと、この時感じた。

イーサン

......

ボックスの前で荷物を整理している

もう用はないのだから

プレッパー

''また外に出るのか''?

イーサン

ええ

イーサン

物資を、集めに

プレッパー

プレッパー

''ほう''...。

プレッパー

''そうか''。

プレッパー

''物資を集めに...か''。

イーサン

ええ

プレッパー

プレッパー

''行く必要なんてないさ''。

雰囲気が今までと変わった

プレッパー

何処へも行けやしないのだから''な''。

ピピピピピピ!!

ピピピピピピ!!

イーサン

!!

警報の様な音が流れ始めた

俺はすぐに入り口のドアに駆け込み、そこから脱出しようと思った

ド、ドッ!(ドアを開けようとする音)

開かない

イーサン

...な

プレッパー

''そのドアは開かないさ''。

プレッパー

''お前が入ったときにはもうロックをかけてたからな''。

プレッパー

''それと''...。

プレッパー

''その様子を見るに、薄々と気付いていたみたいだな''。

プレッパー

俺がただの''人助けをする優しい人間''じゃないってことを''な''。

イーサン

((どうする))

イーサン

((何か...))

イーサン

((何かないのか?))

プレッパー

''どうした?そんなところで立ち尽くして''。

プレッパー

ああ、''そうか''。

プレッパー

もう逃げられないからって絶望しているんだろ?

プレッパー

だが、''安心しな''。

プレッパー

お前の望み通り、''ドア''は開けてやるよ。

この時、何処のドアが開くのかがなんとなく想像がついた

俺が最初にこの隠れ家に来たときに使ったドアだと

イーサン

...!!

大急ぎで向かった

ドッ!ドッ!ドッ!

ギャアゥヴアアアアアア''アアア''ア!

たった一枚のドアの向こう側にゾンビが集っていた

俺を食おうと本能剥き出しのまま、隠れ家に入ろうとしていた

こちらも押し負けないよう、ドアが開かないように全力で押し返す

イーサン

''ぐっ''....!!

イーサン

イーサン

((...''き''、つい))

プレッパー

プレッパー

''ほう''、防ぐか。

プレッパー

''お前が最初にこの隠れ家に来たときのことを''....。

プレッパー

''覚えているよ''な''?

プレッパー

''お前が''。

プレッパー

''必死こいて生きようとして''。

プレッパー

''死にそうだったところを''。

プレッパー

''俺が助けてやったんだ''。

プレッパー

''確か...''。

プレッパー

''ゾンビが馬鹿みてえに沢山居たよな''?。

ゥヴア''アギャアアア''ア''ア!!!!

ドッドッ!ドッ!

イーサン

((...''ぐっ''!!))

イーサン

''うう''うっ''

イーサン

イーサン

なんでだ...

イーサン

どうして、

イーサン

''何でこんなことを''!!

プレッパー

''あ''?

プレッパー

なぜって。

プレッパー

プレッパー

''生きるために決まってんだろ''?

プレッパー

''自分さえ良けりゃあ''。

''他はどうだっていいんだよ''。

プレッパー

''あと...''。

プレッパー

''お前が死んだあとのことは安心しろ''。

プレッパー

''銃、薬、それと弾薬''...

プレッパー

''物資は全部いただいて''。

プレッパー

''俺が'''大事'''に使ってやるからよ''。

ギィア''ア'' ゥヴアア'' アアア!!!

イーサン

''ぐ''っ!!

プレッパー

プレッパー

''この国は終わってんだ''。

プレッパー

''全てにおいてな''!

プレッパー

''お前らイギリス人はな!''。

''見れば見るほど''

''醜く''

'''欲張りで'''

''鬱陶しい''!!!

イーサン

((''は''?))

プレッパー

''貴様らは''。

プレッパー

''奪うだけで''

プレッパー

''与えるってことを知らない''!!

イーサン

プレッパー

''意地っ張りで、強欲で''!!!

プレッパー

''身勝手なクソガキとおんなじだ''!!

イーサン

((''何だよそれ''?!))

プレッパー

''だから!この国は駄目になったんだ''!!!

ギィゥアアア''ア''アア''ア''ア!!!

イーサン

イーサン

......!!

イーサン

...''くそっ''

心の中で''怒り''が沸々と湧き出していた。

これだけ''滅茶苦茶なこと''をされて...

'' 言われ続け'' ...

''頭にこない奴はいない''

ドッ!ドン!ド!

プレッパー

''もう持ちこたえるのも限界なんじゃないか''?

プレッパー

''諦めろ''。

確かに、プレッパーの言う通り、もう力を出すのに''限界''は近かった

このままゾンビどもに押し負けて喰われるのが''オチ''だろう...

''そう''思うときもあった

だが、''諦めきれなかった''

''必死の抵抗''の中、なんとか脱出する方法を模索していた。

イーサン

イーサン

...''う''う''

考えろ...

何かあるはずなんだ

考えろ!!

次回へ続く...

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