水木 陸
「「「ええええ!!」」」
日坂の皆は声を上げて、陸の言葉に驚いていた。
涌井 明里
明里は顔を真っ赤にさせて、わなわなと口を震わせていた。
水木 陸
1度気持ちを言ってしまえば
蓋が取れて、隠していた気持ちがどんどん溢れて流れ出てくる。
すぐ側に明里さんの彼氏がいるとか
日坂の皆に告白シーンを見られてることとか、
妹の光にも見られてることとか関係ない!
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
気持ちを言えば言うほど、明里さんの顔が赤く変化していく。
少し楽しいな。
俺の言葉で、君の顔色を変えることができるんだ
水木 陸
今、明里さんの瞳の中に
俺が映っていることが幸せだ
涌井 明里
涌井 明里
明里は俯いていた顔をあげた。
涌井 明里
涌井 明里
明里はバッと頭を下げた。
涌井 明里
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
……うん、知ってたよ
水木 陸
これで何度目だろうか
「凌」が原因で振られるのは__
俺が好きになった女の子も、
付き合っていた彼女も皆、凌を好きになっていた
だから「凌」を理由に振られるのは慣れていた
はず__
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
明里は真っ直ぐに陸のことを見つめた。
君に「凌」が理由で振られるのが
少し心地がいいのは
きっと、明里さんが真っ直ぐ俺の気持ちに向き合ってくれて
答えてくれるから。
水木 陸
水木 陸
涌井 明里
明里は大笑いする陸を心配するように見た。
水木 陸
涌井 明里
涌井 明里
水木 陸
好きになってよかった
こうやって思えたのは人生で初めてだよ。
水木 陸
陸は歯を見せて、無邪気に微笑んだ。
涌井 明里
涌井 明里
桐山 凌
凌はあからさまに咳払いをして、明里の肩をグイッと引き寄せた。
涌井 明里
桐山 凌
水木 陸
水木 陸
桐山 凌
桐山 凌
水木 陸
水木 陸
水木 陸
桐山 凌
水木 陸
陸は日坂の選手たちに顔を向けた。
水木 陸
水木 陸
水木 陸
菊池 陽真
尾瀬 一颯
志保 優成
倉見 修也
水木 陸
試合にも、恋愛にも
大完敗したのに
なぜか心はスッキリしている
これが悔いがない……ってやつか。
森坂 雛
森坂 雛
雛は陸の元へと走り寄っていく。
森坂 雛
雛は陸の顔を見てギョッとする。
森坂 雛
水木 陸
陸の顔はぐちゃぐちゃになって泣いていた。
森坂 雛
森坂 雛
水木 陸
水木 陸
森坂 雛
水木 陸
水木 陸
水木 陸
森坂 雛
雛は涙が出そうになるをグッと堪え、
陸の頭を優しく撫でた。
森坂 雛
森坂 雛
水木 陸
りっくんは器用に見えて
すごく不器用で
繊細なの。
弱虫を隠そうとして
自分を強く見せるんだよね
森坂 雛
りっくんの親友なんだもんね。
「「「カンパーイ!!!」」」
掛け声と共に、グラスをカチンと合わせた。
柳家 克樹
柳家 克樹
森坂 雛
水木 陸
佐倉 蒼汰
顧問
関 千紘
関 千紘
関 千紘
関 千紘
柳家 克樹
柳家 克樹
顧問
柳家 克樹
水木 陸
関 千紘
関 千紘
顧問
陸はご飯を食べながら周りをチラッと見る。
皆はご飯を食べながら楽しそうに談笑していた。
水木 陸
3年生が引退することも……
水木 陸
せっかく楽しい雰囲気だもんな。
楽しいまま終わらせたいと考えているのは皆一緒らしい
千紘は箸を置いて口を開けた。
関 千紘
その言葉でシーンと静まり返る。
関 千紘
関 千紘
関 千紘
関 千紘
関 千紘
関 千紘
ポタ、ポタ……と千紘の目から涙が溢れ落ちる。
関 千紘
月葉の皆は涙を流しながら千紘の言葉に耳を傾けていた。
関 千紘
関 千紘
関 千紘
水木 陸
柳家 克樹
柳家 克樹
柳家 克樹
柳家 克樹
柳家 克樹
柳家 克樹
関 千紘
森坂 雛
森坂 雛
森坂 雛
佐倉 蒼汰
柳家 克樹
水木 陸
水木 陸
関 千紘
関 千紘
時が過ぎるのは本当に一瞬で
3年生と楽しい日々はもう戻ってこないんだ
皆はたくさんの思い出を語り、
声が枯れるくらい泣き続けた。
コメント
1件
これハマりました!続き待ってます!!!