るぅとside
桃谷
なぁ瑠斗
ふと、彼に呼び止められる。
__くどいようだが。彼、、さとみくんが瑠斗と呼ぶのは真面目な時だけだ。
僕、また何かやったかな、、と心当たりしかない中ゆっくり思考を回転し始める。
が、その時間を与える事無くさとみくんは言葉を紡いだ。
桃谷
___お前、、ころんの事、いつから好きだった?
黄神
、、、は?
それは体育祭の振り替え休日が明けた日の事。
少し肌寒いような暑いような、、不安定な季節。
だけどあと少しで9月は終わる。
黄神
何急に、、
桃谷
、、いや、気になっただけ
嫌な顔をした僕から目を逸らし、そう言葉を漏らす彼。
黄神
、、、、
その様子を見た僕は疑問ばかりだった。
何故急にそんな質問をしたのか、、
、、、、あ。
黄神
もしかして、莉犬の事、、
桃谷
そんなんじゃないから。勘違いすんな馬鹿
黄神
、、ふーん
納得できない僕にさとみくんはギラリと睨んでくる。
桃谷
、、文句ある?
黄神
別にぃ、、で。いつから好きだったか、だっけ?
桃谷
うん
顎に指を乗せて、数秒の間熟考。
黄神
最初から、、だったかもしれない
桃谷
、、、
黄神
ころちゃんは出会って間もない時に「笑顔が綺麗、嘘でも良かった」って言ってくれました。腹黒な僕を見ても好きでいてくれた
もしかしたら、の話だけど。その時から僕は___。
勿論相手には自分の事を見てほしいと思うし、あわよくば付き合いたい、、と思っていた。
でも、、、
ふと廊下に視線を移す。
なーくんとジェルくんが楽しそうに話す姿。
一昨日、2人が付き合ったと本人から聞いた。
、、言われなくても、見てすぐにそれは察せると思うが。
幸せそうな2人の笑顔。
その笑顔が、一瞬だけころちゃんと僕に重なる。
黄神
、、、、
桃谷
、、?るぅと?
静かで落ち着いたさとみくんの声がそばで聞こえた。
僕は彼に目もくれず、ボソリと呟くのだ。
黄神
あわよくば、なんてやだ、ころちゃんが誰かと付き合うなんて、、やだ
_____僕。






