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最初は助けを求めている「僕」が少女に差し出すものは"助けを求めること"なんだろう、って思って読んだけど、もう1回読み返してみると「僕」が少女に差し出すものは"「僕」の命"なんじゃないか、って思った……だから少女は「ダメ」とか「許可してない」って言ったのかな……🤔💭 「僕」が辛い日常から解放されて幸せな日常を送れる日が来ますように……😖✨
「たすけて」
なんて理想像すら
僕に知る権利はない
善意に見せかけた悪意だけ
ご丁寧に、飲み込んで
それ以外の、素敵な部分だけ
……否、素敵に見える部分だけ
契約通り、少女に差し出す
それを、他人に知られたくなかった
故に、伸ばした手を
「助け」に伸ばした手を
静かに下ろした
「ダメだよ」
「君にそれを許可してない」
そんな、空耳の少女の声に
強ばる体も、見て見ぬふりして
今日も、「誰か」の奴隷サマ