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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

ガラガラガラ

先生

おーきたな

莉乃

先生、嫌なんですけど

先生

いや、もう決まったしな?

先生

それにいなかったからな?

莉乃

ちっ…

和樹

莉子…ですよね?

莉乃

え?あ、うん

春樹

やっば あぶな、てかばれた!?

うわ優月以外の幹部たち顔が険しくなったぁ。 これはやばい

先生

じゃああとのことはよろしくな

ガラガラガラ…

和樹

じゃあ俺みんなに聞いたりするから

莉乃

黒板に書けばいいんでしょ

はぁ…地味に黒板に書くのってお腹が痛いのよね

でも鳳来絡みだからかすごく話が早く進んでく。 でも痛い。その痛さと殴ったって張本人がここにいるってことの両方でイライラしてくる。

ある程度黒板を書いていて、改めて見てみると人気があるものが大体出てきていた。

和樹

じゃあ、第1候補はお化け屋敷

和樹

第2候補はジェットコースター

和樹

第3候補張はタピオカカフェ

和樹

でいいですか?

クラスメイト

いいでーす

うわぉ。 20分くらいで終わったし。 てかジェットコースターて何!?

こんなわけわからない物はプレゼンにとおるのか!?

先生

おー終わったか?、

先生

じゃあ2人は今日のこれを用紙にまとめておけー

先生

実行委員会あるからすっぽかすなよー

先生

特に成海

莉乃

は、はい

うわぁぁぁん。やだー、めんどくさい

先生

じゃあ解散

クラスメイト

いぇーい

莉乃

え!?

先生

じゃあ2人任せたぞー

先生

終わったら帰ってもいいからなぁ

莉乃

はぁーい

莉子!莉子!

んあ?なに??

交代。あとは任せた

はぁ?

スゥ…

莉子

ふぇ

嘘でしょ?! 莉乃何も言わずして丸投げなの!?

和樹

用紙まとめましょ

莉子

あ、うん

莉子

……

和樹

……

き、気まずい。 和樹も私もお互いのことを嫌いだから、それに何やればいいかわかんないよー!

あぁー! 莉乃のばか!

んーもう!

和樹

もしかして莉子…さっきの莉乃でしたよね?

ま、まずい。莉乃が何したかわかんないけどばれてんじゃん!

莉子

え、なんのこと

和樹

いや…

ピンポンパンポーン

実行委員の皆さん会議があるので、共有棟の多目的室に来てください

莉子

あ…

和樹

行きましょう

莉子

うん

トコトコトコ…

ガラガラガラ

先生

おう、来たか

先生

あとは中学生だな

中学生たち

遅れました

中学生たち

すみません!

……

莉子

ぷっ

翔何してんの? ちょっと面白い。

……

うおうお、睨まれてる睨まれてる。 こわいこわい。 これは怒ってるね

生徒

ええーあの子って…

生徒

雅人くんに殴られた子でしょ

生徒

優月様をいじめてるとか

莉子

……

昨日の事なのにもうみんな知ってるのね…

それから着々といろんなことが決まり、ジャンケンで勝った私のクラスは第1候補のお化け屋敷をやることに

よりによってお化け屋敷かぁ 準備大変そうよね…

先生

じゃあとりあえず後は個人で具体的な内容を考えて提出するように

中学生たち

はぁーい

生徒

りょーかいでーす

トコトコトコ…

莉子

私やっとくから先帰ってもいいよ?

和樹

そーゆーわけには行きません

和樹

裏切り者に仮なんて作りたくないので

莉子

そ、そう

それから2人で出し物の基本的な構想を考えて出し合ってるけど、ぎこちない。

誰だよ和樹を実行委員にしろったやつはよぉ

ばかばかばか

これだったらひよりちゃんと考えた方が進むのに

和樹

あの…

和樹

心の声でてますよ

莉子

あ、ごめん

そんなこんなでお化け屋敷の大体の構想は出来上がった

8割9割和樹の案だけど…

ぶっちゃけあのクラスメイトたちとやるのは気が進まないなぁ

莉子

はぁあ

莉子

じゃあこれ先生にチェックしてもらってくるから

莉子

そのまま私帰るから

和樹

じゃあ俺も

莉子

大丈夫。それにこの案は和田くんがいっぱい出してくれたからこれくらい私がするよ

莉子

それに私といると悪目立たするんじゃない?

和樹

……

莉子

じゃあね

トコトコトコ

先生

おおーこの案はいいな!

莉子

そうですか

先生

じゃあこの調子でよろしくな

莉子

はい

はぁーやっと解放されるよー

早くひよりちゃんと翔の所にいって莉乃に、文句言ってやろ

と、思っていたがそう簡単に事は進まないみたい

なぜなら、女の先輩に呼び出されたからことが原因。

あーもう! 本当についてない。うん。 おなかも治ってないし

こんなことになったのも全部、雅人のせいだ! あのKYばかやろおおお!

よし。決めた

莉乃…起きなさい

んあ?

あとは任せた。 アディオス

はぁ?

スゥ

え?え? 莉子なんで?どういう状況?

なんでこのやばそうなやつに引っ張られてんの?

えぇーだる…

莉子め… めんどくさい所でパスしやがって! なーにがアディオスだよ!

女先輩

おらこっちこいよ

されるがままになっていたらいつの間にか体育倉庫に来ていた

女先輩

はぁ雅人様が殴ってくれたからやっと手出しできる

女先輩

そーれーなー。今の姫もむかつくけどあんたの方がむかつく

女先輩

てかなに睨んでんの!?

いや、そりゃこんなことになったら睨むっしょ

女先輩

その態度といい、鳳来の皆様を裏切ったことといい

女先輩

1回ボコッちゃおー?

女先輩

だねー

その言葉で私は警戒態勢をとる。 それに、そればっかりで飽きてきた。 みんな馬鹿の一つ覚えみたいに同じことばっかり。

女先輩

それでこりずに姫もいじめてるんでしょ?

女先輩

性格クズすぎー

女先輩

それなぁー

あぁー イラッとするなこいつら。 言動といい行動と言い

女先輩

そーれーにー

女先輩

朝のあの男は?

女先輩

体を使って買ったのー?

女先輩

それうけるー

カチン

そんな音が頭の中で聞こえる。 莉子や翔くんのことをばかにされるなんて、私が黙ってられるわけがない。

莉乃

…何も知らないくせに

女先輩

は?

莉乃

莉子のことも翔くんのことも優月のこともなにも知らないくせに、勝手なことを言ってんじゃねーよ!

莉乃

あんた達は嘘か本当かもわからない噂を勝手に信じて、それで自分のいいように書き換えて

莉乃

憶測で莉子のことせめて、それに鳳来とのことなんてあんた達に関係なくない!?

莉乃

だってあんた達はただ鳳来の周りでギャーギャーうるさいくらい騒いでるだけじゃん!

莉乃

本当のことなんて知ろうともせずに…

怒って莉子のことを演じるなんてどこかに飛んでいってしまっていた

だって、だってそうでしょ? 誰も莉子のことを聞き入れないで、それでも誰かに信じてもらおうと莉子は頑張っていたのに

それを見ていたからわかる。 根も葉もないことを言われて、今にも崩れそうだった莉子のことを考えるとイライラして。

でもそれ以上に悲しかった。

莉乃

あんた達が私たちのことに首を突っ込むな!

女先輩

はぁ!?
あんた生意気!

私が急に怒鳴ったのにびっくりしていたのかそれを隠すように、私を強く押す

ドンッ

莉乃

いった

でも私は黙ってやられるような優しい莉子じゃないの だからね……

莉乃

いいか?よく聞いてよ

莉乃

私の大事な大事な仲間のことをばかにしたらかぜってー許さないから!

莉乃

覚悟しろよ!

女先輩

え……

今まで以上におっきな声で、校内に響き渡るくらいの大きさで

まるで誰かに聞いて欲しくて…

莉乃

はっ!

そこで莉子の演技のことを思い出し慌てて逃げ出した

正直こんなことをしてしまったけどもう仕方ないよね…

引き金を引いたのは私だったし…

まぁあとは責任もって流れに身を任せるしかないよね

この作品はいかがでしたか?

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コメント

3

ユーザー

早く続きみたい!

ユーザー

面白すぎる!!

ユーザー

続き楽しみにしてます🐷

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