TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

君と両思いになるには。vol.3

一覧ページ

「君と両思いになるには。vol.3」のメインビジュアル

君と両思いになるには。vol.3

39 - る「さとみくん、、絶対許しません、、!!」

♥

97

2022年09月11日

シェアするシェアする
報告する

ころんside

昨日、さとみくんとるぅとくんと別れるとき、

桃谷

ころーん、るぅとの事よろしくなー!

って大声で叫んでるぅとくんは顔を真っ赤にしながらさとみくんの足を思いっきりけっていた。

あれどういう意味なんだろうな?って莉犬君に話してみたら

赤崎

、、、ころちゃん、幸せになれるよ

って微笑むだけだった。

昨日の今日で僕はそのことを忘れ、1人屋上に座っていた。

皆で昼休み屋上で会おう、という約束をしたからである。

皆と話すのは花火大会以来で、僕に関してはなーくんとあまり話してなかった。

なので丁度いい、と莉犬くんを置いて早めに来たわけだが。

紫央

あ、ころちゃん

青猿

なーくん

次に来たのはなーくん。流石真面目といったところか、早めに来ると思ってた。

紫央

そういや、ころちゃんに聞きたいことあったんだよねー

青猿

ん?何?

隣に座り口を開く彼に僕は聞き返す。

手に持っていたココアを口に含むと、甘い味が広がる

紫央

るぅとくんの事やっぱ好きだよね

青猿

っ!!、、は、はい

1度のどに詰まりかけた言葉だがもう慣れた。

この前ジェル君が言ってた”全員が僕の気持ちに気づいてる”のが本当になってるよ、、

はぁ、とため息をつき、なーくんの次の言葉を待った。

紫央

、、、俺さ、恋が分かんないんだよね

青猿

、、分かんない?

切なそうに目を伏せる彼を見つめる。

彼は少しだけ苦笑し、僕と目を合わせた。

紫央

こんな事、さとみくんにもるぅとくんにも遠井さん、、いや、あの子は気づいてるかもしれないけど。誰にも言ってこなかったんだ

そして語られる、彼の心の底の声。

何度か「自分は最低」「非道」とか、ネガティブな単語を連呼していたが、正直僕はそう思ったことが無い。

青猿

、、、そっかぁ

紫央

、、、軽蔑した?

全てを話し終え、僕が発したのはただそれだけ。

その中に軽蔑なんて気持ちはなかった。

青猿

ううん、全然。なーくんの心が読めないわけだわ

青猿

でもジェルくんのおかげじゃない?僕、なーくんの事少しわかった

紫央

え?

髪が風に揺れ、なーくんの目が少し隠れてしまうが構わず続けた。

青猿

なーくんは絶対、酷い人間じゃない。自分でそう思ってるだけだって

きっと莉犬くんと同じでたくさん自分を貶してきたんだろう。

でも彼もなーくんも酷い奴じゃない。

青猿

だってなーくん、僕の大切な”親友”の一人だもん

君と両思いになるには。vol.3

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

97

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚