曽根ラナ
あら、万華さん、おはよう
万華キョウカ
おは よう…
曽根ラナ
来るの早いのね。まだ7時よ?
万華キョウカ
曽根さん こそ、早い じゃない
曽根ラナ
うふふ、そうね
曽根ラナ
万華さんって、ずっと万華鏡持ってるわよね
万華キョウカ
う ん
曽根ラナ
どうしてなの?
万華キョウカ
好き だから
万華キョウカ
高3にもなって、変だと 思うよね
曽根ラナ
いいえ、思わないわ
曽根ラナ
まあ、みんなには、ミステリアスな生徒って思われてるけど
万華キョウカ
曽根さんだって ミステリアスだと 思うけど…
曽根ラナ
あら、そう?うふふっ
曽根ラナ
万華鏡の事には詳しいの?
万華キョウカ
作って売れる程度には 詳しいよ
曽根ラナ
すごいわね!
万華キョウカ
あり がとう…
曽根ラナ
実は、万華鏡の専門家だったりして
万華キョウカ
まさか
万華キョウカ
万華鏡好きの だだの高校生だ よ
曽根ラナ
うふふっ、そうよね
万華キョウカ
(なーんてね)
万華キョウカ
(私は女子高生じゃないわ)
万華キョウカ
(ましてや、人間でもない存在)
万華キョウカ
(曽根ラナ、あなたに話した事は全て…)
万華キョウカ
(嘘だよ)