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ぶくしつです! 今から律様の作品すべて見ようと思っているのですが、この作品本当に好きです!なんで今まで見て来なかったんだろうと思っています!
控えめに言って神です😇✨💕
ほんとに神作すぎます、🥹🫶🏻️💕 さすがにどたいぷすぎて連ぶく失礼します🙌🏻
桃赤でもあり 赤愛されでもあり 桃愛されでもある
アイドルパロ 通報×
それぞれ事情抱えてます
長くなった
学力も見た目も何もかも平凡
面白くないし
可愛くもない
そんな自分が嫌いだった
弟はなにもかも完璧だ
弟が生まれてからなにもかも奪われた
でも弟は悪くない
全部俺が我慢すればいいだけ
赤
赤
赤
赤
赤
我儘もだめ
我慢しなくちゃ
だってお兄ちゃんなんだから
家族と話していてても
全て弟優先
それに俺が話している時 みんな楽しくなさそうな気がする
俺って本当に必要?
桃
赤
夜の公園
俺たちはよくこうやって集まっている
学校ではなかなか話せないから
桃
赤
桃
右腕を抑えながらぎこちなく笑う彼に 違和感を感じた
赤
桃
桃くんは一瞬涙目になったあと またぎこちない笑顔を見せた
桃くんの親は完璧主義者なのだ
テストで1位を取りなさい
リレーではアンカーに
学校では皆をまとめるリーダーに なりなさい
1番を取り続けろと
幼い頃からずっと言われ続けている
少しミスでもしたらすぐに 罰が与えられる
赤
赤
桃
煙草の跡や痣など どんどん増えていく傷
桃くんの心も身体ももうボロボロだ
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
赤
桃
桃
桃
赤
赤
桃
桃
桃
赤
友達としての大好き
それ以上の関係を期待したら駄目だ
桃
桃
春から高校2年生
そろそろ進路を決めないといけない
でも俺には夢なんてない
親に迷惑をかけないようにするには どうしたらいいのか、
赤
赤
桃
そう言って桃くんは上を見上げた
きらきらと輝く星たち
桃くんはそれを掴むように手を伸ばす
桃
桃
桃
桃
赤
赤
桃
桃くんは声もいいし歌も上手い
それに顔もスタイルも抜群だ
アイドルを目指す者として相応しい
桃
赤
桃
赤
赤
桃
桃くんの目は真剣だ
これは冗談なんかじゃない
でも、俺なんかがアイドルに なれるわけない
見た目も普通
小さい頃歌っていたが いまはもう歌っていない
そんな俺がなれる訳ない
赤
桃
桃
桃
桃
桃
桃
赤
桃
赤
桃
桃
桃
桃
赤
桃
赤
画面に映る4人のアイドル
きらきら輝いていて眩しい
憧れるけど
俺にはとても似合わない
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
桃
赤
それから何日も何時間も練習した
自分のダンス能力の低さに 心が挫けそうになった時もあった
それでも桃ちゃんはずっと 俺に付き添ってくれた
桃
赤
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
桃
桃
赤
大丈夫、いっぱい練習したんだから
自分にそう言い聞かせても 緊張で視界がぐるぐるしてくる
横から手が伸びてきて 俺の手をぎゅっと掴んでくる
桃
桃くんのおかげで少し和らいだような 気がした
赤
俺たちは呼ばれるまでお互い 手を繋いだまま座っていた
桃
赤
桃
桃ちゃんなら大丈夫
神様どうかお願いします
桃ちゃんが上手く行きますように
赤
次の人の番が来ても 桃ちゃんは帰ってこなかった
俺は不安になり勇気を出して スタッフさんに尋ねた
するとスタッフさんは俺にこそっと 耳打ちをしてきた
赤
赤
良かった、桃ちゃん上手くいったみたい
確かに周りを見れば帰ってきてない 人がちらほらいる
頭の中でダンスの最終確認をしながら 桃くんの言葉を思い出しながら
自分を落ち着かせて 呼ばれるのをただ待っていた
赤
赤
大丈夫、俺なら大丈夫
自分に自信はないし
桃くんが受かれば自分なんて どうでもいい
でも
桃くんとこれからも ずっと一緒にいたいから
赤
赤
なんとかミスなく踊りきれた
でも表情が硬かったかもしれない
赤
桃
赤
桃
赤
さっきのスタッフさんが 俺たちの間の前で立っていた
赤
桃
赤
桃
桃
桃
赤
そのスタッフさんが帽子を取った瞬間 周りがざわつき始めた
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実物はテレビで見た時よりもかっこよくきらきらしていた
黄
黄
青
同じくstxxxの黄くんがやってきた
会場はより一層ざわつき始める
黄
黄
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青
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青
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黄
青
黄
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桃
赤
赤
桃
赤
桃
赤
桃
桃
赤
桃
桃
桃
桃
桃
桃
赤
歌うことが大好きだった
みんなが褒めてくれるし
歌うの楽しいし
いつかアイドルになれるんじゃないかと夢見た日もあった
桃
桃
俺の幼なじみの桃くん
かっこよくてみんなの人気者
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
赤
こんな俺が人気者の桃くんと釣り合っていないことは自分が1番わかっていた
けど、いざ面と向かって言われると 頭が真っ白になって
ごめんなさいと謝る自分の声すら 気持ち悪く感じて
何も話せなくなった
その日から歌は歌っていない
自分の声をあまり出さないように 生きることを決めた
こんな声無くなっちゃえばいい
あの時の俺へ
こんな声無くなっちゃえばいい。
そう思う日がもう二度と来ないと思う
やっぱり歌うことが大好きだ
自分の声も大好き
俺のことを大好きと言っくてれる人を 信じて
俺の思いを歌に
赤
赤
赤
桃
桃
赤
桃
桃
赤
桃
赤
桃
赤
赤
桃
桃
赤
こうして俺らはアイドルになれた
あの人たちを見返してやる
昔の自分を見返してやる
幸せになってやる
次回 アイドル編