いつもと変わらない暑い、夏の夜だった…
時間は夜中の0時過ぎ
公介
腹減ったな
公介
コンビニでも行くか
熱帯夜の湿気は汗ばむ肌にまとわりつくようだった
公介
あっちいなぁ…
公介
でもこんな夜遅いのにまだ灯りがついてるビルが多いなんておかしいよな笑
そんな何気ない景色を見ながら考えていたその時だった
公介
ん?何かが光って…
夜空に閃光が照らされたその時だった…
さっきまで何気なく見ていた景色が業火につつまれ、公介は爆風に飛ばされてしまった。
公介
うう…いってぇ…
気づくと周囲はガラスの破片まみれ
さっきまで見ていた景色は跡形もなく消えていいた…
公介
な…何が起こったんだ…
公介はまだ状況がつかめないでいた
公介
とりあえず家に帰らないと…
公介は地元から離れ、寮暮らしをしている大学2年生。一刻も早くみんなと情報交換をしなければと思った。
公介
みんな!大丈夫か!
寮の窓ガラスは粉々に割れ、いつもの景色とは違うものになっていた
遥
すごい爆発だったね…みんな大きな怪我もなさそうで良かった…
遥
とりあえず、みんなが集まってる部屋に行こう!
寮内の多目的室には総勢50名全員が集まっていた。
寮長
とりあえず、みんな無事でよかった…まだ何が起こったのか状況つかめていない…とりあえずはこの部屋でみんな待機しよう…
さっきの爆発がなんなのか、ネットの情報を見てもわからない
遥
一体何が起こったの?
公介
全くわからない…
公介
ツイッターでも情報がつかめない…これは本当にまずい状況なんじゃ…
寮長
とりあえず、みんな落ち着こう。状況がつかめない限り、行動しようにもできない。
公介
なんだこの雷みたいな割れるような音は!
遥
なに!?なんなの!?怖い!!
寮長
落ち着け!俺が外を確認してくる。
寮長が外へ確認しに行く
その間も割れるような音は続いている…
寮長
みんな冷静に聞いてほしい
部屋には寮内に住む男女50人全員がいた。
空気が凍りつく様子を身にしみて感じた。
寮長
外は戦場になってる。おそらく防衛軍が何かと戦っている。
寮長
この地域も安全とは言えない。とりあえず、みんなここから離れて安全なところへ逃げよう!
耳を疑った。
戦場?自衛隊?
戦争が始まったのか?
公介は気が気ではなかった。
公介
ここはまだ安全なんだろ…?下手に逃げたらみんな戦禍に巻き込まれるんじゃ…
寮長
いや、戦況が悪化しているのは素人の俺が見てもわかった。
寮長
火の海が差しせまっている。早く逃げるのが先決だ。
遥
そんな…一体なんで…
公介
そうだよ…さっきまで普通の生活だったじゃねぇかよ…なんで…なんでだよ…
公介は信じられないでいた。
この数十分の間にいままで見てた景色が変わった現実を受け入れられないでいた。
寮長
みんな逃げるぞ!
公介
クソ!なにが起こってるんだよ!!
遥
とりあえず今は逃げることしかできないわよ!ほら!急いで!!
俺らは必死に走った。上空には数多の戦闘機。地上でも戦闘が繰り広げられていた。
10分後。全員が避難所へ到着した。
寮長
とりあえずは避難所に到着したが、予断を許さない状況だ。みんな周囲の状況に気を配るように!
避難所でやっと全員が状況をつかむことになった。
公介
戦争が始まったということか…
遥
そうみたいね…
遥
で、でも大丈夫よ!防衛軍は強いんだから!!
寮長
そうだな。ここまでくればあと1時間もせずに助かるだろう。
公介
でも、なんでこんなことに…
その刹那、眩い光が避難所に差し込んで…