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ドレイク
ロン
サーシャ
ドレイク
サーシャ
着いた場所には2人がいて、後の2人が見当たらない
サーシャ
ドレイク
ドレイク
グラハ
グラハ
サーシャ
サーシャ
ロン
ロン
サーシャ
サーシャ
サーシャ
グラハ
グラハ
グラハ
サーシャ
サーシャ
私の前で堂々とそう宣言する彼 そうすれば、私がする事とすれば一つだけ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
グラハ
グラハ
グラハ
いつまでこうしていたんだろう ソファーに座ってただ自分の指を見つめていた あの子を危険に巻き込みたくないとした行動が逆に危険に巻き込んでしまった
もっと、ちゃんと自分の言葉で伝えていれば、彼女は傷つかなかった そして、学園の大勢の人も 聞けば、被害を受けた人の中には死者も居たと、即死だったと
私が計画しなければ、あの学園から…離れなければ…
ガチャッ
そんな事を考えていると部屋のドアが開いた
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
近づいてくる足音を聞く、指を見つめていた視界に靴が見えたかと思えばバサッと上着を頭に掛けられた
ミケイラ
違う、これは彼の上着じゃない 何回も嗅いだ、近くで嗅いだ 私の場所 私の大好きな匂い
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
上着をだらんと掛けたまま下を向き続ける 彼女に合わせる顔がない どんな顔をすればいいの 今見れば…また泣いてしまいそうなのに メイクもぐちゃぐちゃで酷い顔してるし 嫌
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
なんで謝るの、なんで酷い事言ったのにアンタが謝ってんの あんな酷い事言って、電流まで流して 学園まで危険な目に合わせて アンタも死にかけたのに 最低なのに、なんでそんなに 優しいの
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
徐々に震える声 指にはポタポタと雫が落ちていた
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
私の両手を暖かくて、少し乾いて、傷がついてる手が包み込んだ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
震える手を貴女はギュッと握った
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ゆっくりと顔を上げると 1ヶ月ほど見てなかっただけなのに 彼女の顔は大人びたように見えた 何かを、振り払ったみたいな
サーシャ
ミケイラ
いつもの笑顔で笑う貴女に抱きつくと貴女は尻餅を着きながら私を受け止めてくれた
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
私は彼女の頬を両手で掴んで唖然としているその口を塞いだ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
グラハ
サーシャ
ロン
ドレイク
ドレイク
ドレイク
サーシャ
ドレイク
グラハ
サーシャ
ドレイク
ドレイク
サーシャ
サーシャ
ドレイク
グレンツ
グレンツ
ドレイク
ドレイク
ミケイラ
ミケイラ
ドレイク
ドレイク
ドレイク
サーシャ
説得をして、外に出た
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ゆったりとした時間が流れる もうすぐ彼女は生死の狭間を彷徨うって言うのに
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
彼女は4つ折りにした紙を差し出した
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
真っ直ぐな、綺麗な瞳で見つめられて私は頷くことしか出来なかった
サーシャ
サーシャ
彼女は浮遊術式を展開して魔銃を構えた
サーシャ
ミケイラ
一瞬苦しそうな表情をしたが直ぐに元に戻って彼女は笑った
サーシャ
ミケイラ
ビュンっと音がして彼女は上に飛びだった
高度を上げていくと奥の方から黒い点々が近づいてきた
サーシャ
サーシャ
私は首につけている制御装置を外した
サーシャ
グッと銃を構えると自分の魔力が銃に吸い込まれる感覚がする
サーシャ
サーシャ
主の魔力を全て吸い込もうとしているように魔力が銃に流れていく
サーシャ
次々と機体を破壊していき空から無機物が降り注いでくる
グラハ
ドレイク
グレンツ
ミケイラ
ロン
ミケイラ
ロン
ロン
ロン
ロン
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
空が暗くなって来た 呼吸もしづらくなってきた 苦しい、もう、そろそろやばい 何回か意識が飛びそうになりながら機体を破壊していく
サーシャ
チチ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
チチ
チチ
チチ
サーシャ
顔を上げると一際大きい機体が高度を上げていっていた
サーシャ
チチ
チチ
サーシャ
チチ
チチ
チチは私の肩に乗って首に巻きついた
上にある機体は下に銃を向けると銃口に光が集まり始めた
チチ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ドレイク
ロン
ロン
ドレイク
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
攻撃の言葉じゃなくて…護る言葉を…
サーシャ
その言葉を唱えた途端 銃とサーシャの左目が赤く光り始めた
兵器
兵器はそう言うと銃の引き金を引いた 銃口から光線が放たれた
ギュッと胸ポケットに入れていた指輪を握ってから離す
サーシャ
身体中の血管から、全ての魔力を吸い込まれているように銃に集まり、大きな魔法陣が現れた
サーシャ
そして銃の引き金を引いた
光と光がぶつかりサーシャが放った光は大きく、強く、機体を包み込んで消えた
そして空には星が溢れた
ミケイラ
グラハ
ロン
グレンツ
空にはふわふわと彼女が浮いて ゆっくりと降りてきた
ミケイラ
地面にふわっと落ちた彼女に駆け寄ると左目からは血が流れ、身体中の血管が赤白く光って肌から透けて見えていた
ミケイラ
ミケイラ
ミケイラ
懐かしいような、どこか聞いた事あるようなオルゴールの音が耳元で鳴っていた
「全く、誰に似たのかしら」
「え?僕…?君じゃないのかい?」
「私じゃないわよ、貴方よ」
「ええぇ…」
誰の声……? 聞いた事あるような…ないような
両頬に感触を感じて目を開けると真っ暗闇の中に2人
トーマ
リリ
サーシャ
サーシャ
トーマ
リリ
サーシャ
サーシャ
トーマ
リリ
リリ
トーマ
サーシャ
チチ
トンっと私のお腹にチチが乗って右前脚をペロッと舐めた
トーマ
リリ
チチ
チチ
サーシャ
チチ
サーシャ
トーマ
リリ
サーシャ
サーシャ
トーマ
「サーシャ…!サーシャ…!!起きなさいよ!!バカ!!!」
サーシャ
リリ
トーマ
チチ
トーマ
リリ
2人と1匹の手が私の身体をトンっと押すと意識が下に落ちていく感覚がした
サーシャ
サーシャ
「「「(僕)私達も愛してる」」」
ミケイラ
目を覚まさない彼女のシャツを掴んで顔を埋めた
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ピクっと動いた振動を感じて顔を上げると彼女はゆっくりと目を開けた
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ドレイク
ドレイク
グラハ
グレンツ
ロン
ドレイク
ミケイラ
運ばれるサーシャを見送ってハッと思い出した そうだ、生きて帰ってきたんだ 彼女との約束を
ミケイラ
胸ポケットに入れてた紙を取り出して開くと文字と金色の指輪が現れた
ミケイラ
「will you marry me?」
ミケイラ
5年後
カツ、カツ、カツ、カツ
ミケイラ
ミケイラ
ティア
ミケイラ
ミケイラ
ジウ
ジウ
ジウ
ミケイラ
ティア
ティア
ミケイラ
ミケイラ
ジウ
ティア
ルイ
生徒
サーシャ
生徒
生徒
サーシャ
サーシャ
サーシャ
サーシャ
生徒
ドンッ!!
サーシャ
タブレットを操作する手を止めてドアを見るとシャツが少し乱れてる彼女が立っていた
ミケイラ
サーシャ
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
ヒールを鳴らして彼女は私の隣に来ると椅子を掴んでぐるっと向きを変えた
サーシャ
ミケイラ
サーシャ
彼女は私の脚に乗って私の頬を手で撫でた
サーシャ
彼女の手を上から手で覆って薬指にある指輪を撫でる
サーシャ
ミケイラ
ミケイラ
サーシャ
ミケイラ
夕陽に照らされ2人の左手の薬指にある指輪がキラキラと輝いていた
そして、2人は暫くそのままじっと見つめ合っていた 幸せを噛み締めるように
fin