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真菜子
比菜子
真菜子
比菜子
真菜子
そういって、真奈子は風呂場へ歩いていった
私はケータイを見ながら悠々と過ごしていた
数分後
突然の物音とともに、妹の叫び声が聞こえた
真菜子
比菜子
比菜子
比菜子
妹が叫び、私は急いで彼女の元へ走った
真奈子はバスルーム向の洗面所の壁に裸でもたれかかっていた
その表情は何か恐ろしい者を見たような恐怖心で染まっていた
真菜子
比菜子
比菜子
彼女が何も喋らずただ、一方を見つめていることが比菜子をよりいっそう恐怖に取り込んだ
お風呂で何が…
比菜子
真菜子
彼女に服を着せてソファに運んだ
はじめはおぼつかなかった足元も今ではなんとか立っていられるようになったみたいだ
比菜子
真菜子
比菜子
真菜子
その話は異常なものだった
~お風呂~
比菜子
真菜子
真菜子
真菜子
真菜子
そして準備を整えて私は風呂に入った
体を洗っていると
音
って、呼吸音のような風の音のような不気味なおとが聞こえたの
でも、微かだったから
気のせいだと自分に言い聞かせて湯船につかったよ
それで
上半身だけを、湯船からだして頭を あらってたの
そうするとまた
音
近くで音が聞こえて
怖くなったけど石鹸のせいで目が開けられなかった
そこで違和感に気づいた
髪の毛が、長い…?
今私が洗っているソレは明らかに自分の髪より長いものだった
感触も違って…さっきはシャンプーのせいかと思ってたけど
いや、ちがう
完璧に違う
それで急に怖くなったの
で、頭をさっとお湯で流して目を開けてみた
すると真っ暗だった
そう
それは異常な量の髪の毛だった
そして、私の頭には
まるで人間の鼻が当たっていて呼吸をしているように微かに動いていたの
比菜子
真菜子
比菜子
真菜子
真菜子
比菜子
比菜子
真菜子
比菜子