的場
学校に入れたのは間違いだった
鈴
...!!
的場
人間にさせると約束したから必要な事だと思って通わせたけど
的場
私の命令を聞けない式はいらないよ鈴
的場
また野良に帰りたい?
鈴
...いっ嫌!
的場
ニコ
鈴
捨てられたら、学校...行けなくなっちゃう...
的場
...............
的場
あっそう
的場
別に学校に行ければ俺は必要ないんだな
的場
人間になる必要も、今までみたいに俺が傍にいる必要もないってわけね
鈴
そっ、そんなこと...言ってな...
的場
もう真名も鈴に返すし、心臓のものも取ってあげるから夏目くんのところでもお友達のところでも行きなよ
鈴
...ど、どうして...そんなこと...言うの...
鈴
まだ...私のことが必要なら、捨てないで...
鈴
繋がりを...切らないで泣
的場
(...一度泣くと涙脆くなるんだな)
的場
(その一度が俺じゃないのは腹が立つけど)
鈴
...契約は、なかったことになんか...したくない
鈴
人間になって...主様と...友達と...同じ時を過ごしたい...泣
的場
.....
的場
じゃあ、賭けをしよう
鈴
...賭け?
的場
今から1週間鈴はここから出さない
的場
学校には高熱だと話す
的場
その間、夏目くん以外の鈴が言うお友達が1人でもお見舞いに来れば鈴の勝ち
的場
来なければ私の勝ち
的場
鈴が勝てば今まで通り学校に通わせてあげる
的場
今回の件は全て水にながしてね
的場
もし、私が勝てば、学校にはもう行かせない
的場
お友達と関わることも許さない
鈴
...!!
的場
賭けに参加したくないなら無理やり契約解除をするよ笑
的場
でも自由参加 笑
鈴
(...意地悪)
的場
どうする?笑
鈴
.......やる、
的場
じゃあ1週間頑張ってね笑
鈴
...............
部下
お呼びでしょうか
的場
名前なんだったかな...
的場
あぁ...ーーだ
的場
彼を一門から外しておいて
的場
二度と的場の敷地を跨がせることは許さない
的場
それと鈴に傷をつけた奴も
部下
...え、ですが、
部下
(半妖ごときにそこまで...)
的場
私の命令に従わない部下は要らない
的場
失って惜しい人材でもないしね
部下
分かりました...
西村
...結局来なかったな、鈴ちゃん
西村
昨日も今日も学校休んでたし、
西村
夏目なんか聞いてるか?
夏目
...いや、俺は何も
夏目
(鈴を置いて来て、良かったんだろうか...)
夏目
.........、
7日後
西村
えー!また鈴ちゃん休みかよォ
夏目
熱らしいけど、心配だな
夏目
(もしかして、的場さんに酷いことされてるんじゃ、)
夏目
(いや、いくらあの人でも鈴にそんなこと...)
夏目
(でもあやかしには容赦がない人だし...)
西村
あっそうだ
西村
お見舞い行こうぜ笑
夏目
ええっ!
西村
みんなも...って、病人なのに大勢で押しかけたら迷惑か、
西村
俺と夏目2人で行こうぜ笑
夏目
...俺1人じゃ、ダメか?
西村
なんでだよー!自分だけ鈴ちゃんの好感度上げようってのか?
夏目
いや、全然そんなことはないんだが、
夏目
その、鈴の家は、特殊というか...少し普通の家とは違うんだ、
夏目
鈴もそのこと気にしてるから、見られたくないんじゃないか...って
西村
...見られたくないねえ
西村
...まだ、初めて会った頃みたいな見ず知らずの男なら分かるけど、
西村
今の俺でも、鈴ちゃんは全部見せてくれないのかな...
西村
連絡も全然くれないし...俺は鈴ちゃんにとってまだまだ特別にはならないのかな
夏目
...西村は、鈴の特別になりたいのか?
西村
約束したんだ...初めて会った日
西村
俺が人の目を気にしないくらい、嫌な言葉が耳に入ってこないくらい、楽しませてやる...って
西村
何となく、寂しそうだったからさ
西村
だから毎日が楽しくなるように俺も話しかけたりゲーム誘ったりしてたけど
西村
まだ距離があるから...その、なんつーか、悔しい?寂しい?みたいな
夏目
笑
夏目
鈴は...変わったよ
夏目
行動も、口数も増えた
夏目
人が変わるのは中々難しいことだ
夏目
それがこの半年であそこまで変わることはとても凄いことなんだよ
夏目
きっと西村が鈴のために一生懸命動いていることが伝わったからだろうな笑
西村
...そ、そうか?//
夏目
行ってみようか
夏目
的場さんの家へ
西村
いいのか?!✨️
西村
家知ってるの夏目だけだから断られたらどうしようかと思ってたから良かったぜ笑
夏目
笑
西村
...........でかっ!?
夏目
(...ホントにな、笑)
ニャンコ先生
またここか
夏目
シィー!喋るな先生
西村
?
夏目
すみませんー
的場一門
.....子供が何の用だ
西村
すみませんここの鈴さんのお見舞いに来たんすけど、
的場一門
...鈴?
的場一門
あぁ、頭首の...
的場一門
あいつは今出れる状態じゃないんだ
的場一門
頭首の許可なしに入れることは出来ない
的場一門
忙しいんだ早く帰...
的場
いいですよ入って笑
夏目
...的場さん、
的場
この間ぶりですね笑
的場
夏目貴志くん笑
ニャンコ先生
......
的場
今日は猫も一緒なんですね笑
西村
(この人...)
夏目
あぁこの人は、その、鈴のお兄さんだ笑
的場
ふっ笑
的場
いつも妹がお世話になってます笑
的場
鈴の兄の的場静司です笑
西村
...あっ、
西村
西村悟です笑
的場
笑
西村
(鈴の兄さん超美形じゃん...)
西村
(なんか負けた気がする)
夏目
的場さん、ちょっと
西村
?
的場
的場一門に入る気になりました?笑
夏目
そんなわけないでしょう
夏目
西村に余計なことを言わないでくださいね
的場
それは君が妖が見えることですか?
夏目
的場さんが祓い屋であることとか妖怪のこと全部です
的場
まぁいいでしょう
的場
私も鈴の友人とお話はしたいと思っていましたが、それは鈴についてですから
夏目
鈴の?
的場
鈴は私以外には他人に中々心を許さない子でしたから友達が出来たことが不思議でしてね
的場
直接聞いてみようと思いまして
夏目
...的場さんは、鈴のことをどう思っているですか
的場
鈴は私の式です
的場
それ以上でも以下でもない
的場
式である間は式として扱う
的場
それだけですよ笑
夏目
...いつ、鈴を人間にしてくれるんですか
夏目
...本当に、そんなことが出来るんですか
的場
さぁ
夏目
さぁ?!
的場
妖怪を人間にするなんて芸当知っているわけないじゃないですか
夏目
まさか、約束を守るつもりはなからなかったんですか?!
的場
もちろんあります
的場
まだ方法が分かって居ないだけで
夏目
....あぁ(良かった、守る気はあるんだな)
的場
心配しなくても私が死ぬ前には叶えてあげますよ
的場
あの右目を狙う妖みたいに、恨んでくれればまだ楽ですが、鈴は一生私を待ち続けるのでしょう
的場
命令されるために、願いを叶えてもらうために、誰も恨まず憎まず、人間には想像もつかないほど長い時をただそうやって生きていくのでしょう
的場
半妖だからか、元からの性格なのか、とても優しい子ですから
夏目
......(以外とちゃんと鈴を見てるんだな)
的場
ふふ笑
的場
契約内容聞きましたか?
夏目
まぁ、大体は
的場
契約期間が私が良しと言うまで、なんて
的場
私が死ぬまでこき使って、最後まで願いを叶えて貰えずとも文句は言えないのに
的場
可笑しいとは思わないのでしょうかねぇ
的場
未だに、疑問も持たず私の傍にいる
的場
ホント、面白い笑
夏目
...(不思議だと言わんばかりの言い方だな)
夏目
鈴は、的場さんが大好きですから
的場
それは無いと思いますけどね
的場
鈴は、私と契約したことによって少なからずの幼少期を無くしてしまったのだから
夏目
(どういう、)
的場
人間になりたいと知っていながら私は部下達には妖として接しろと命じた
的場
それが慣れている祓い屋達にとって一番分かりやすいでしょう?
的場
ですが、半妖など中途半端な存在を受け入れられるはずがない
的場
見えるだけならまだしも半分は妖怪という妖怪よりも奇妙な存在
的場
体が子供だとしてもあの子に優しく接する者はいなかった
的場
私が居ない間は雑用を押し付けたり、暴力をふるうものも
的場
容姿を貶す者いた
夏目
…!!
的場
それは全て私の責任
的場
私も特には気にせずに何もしませんでしたしね
的場
恨まれても何も言えないくらい酷い仕打ちでしょう?笑
夏目
...そうですね
的場
まぁだからと言って私はまだ手放す気はありませんよ
的場
契約があるうちは私のものですから笑
夏目
手放せなんて言いませんよ
夏目
鈴は友達ですけどそんなこと要求する権利は俺にはありませんから
的場
ほぅ
夏目
でも
夏目
鈴を傷つけるのは、やめて頂きたい
夏目
的場さんの式だとは、分かっていますけど...
的場
別に私はムカついたからと言って殴ったりはしませんよ
的場
命令に背かなければ罰も与えない
的場
まぁ、あの時はやりすぎたと自分でも思っています
的場
確かに、お友達を牢屋に入れられ、逃がすな、などと命令されても従いたくないですよね
的場
今まで命令に背いたことは無かったので、そのことばかりに目がいってしまって
的場
反抗期の妹を見ている気分です
夏目
妹って…
的場
君が決めた設定でしょ?笑
的場
あぁそうだ
夏目
?
的場
これ渡しておきます
夏目
鍵?
的場
自力で見つけてみてください
的場
私はその間西村くんと話していますから笑
夏目
探す...って、鈴をですか?
夏目
何故鍵なんか
的場
罰として牢屋に入れていますから笑
夏目
まさか、1週間ずっとですか?!
的場
はい罰ですから笑
夏目
っ貴方って人は!
的場
別に痛めつけたりはしてませんよ
的場
私は
夏目
(私は...って、他の人にやらせたのか?!)
夏目
走る
的場
話しすぎてしまいましたね
的場
さて、こっちの相手をしますか
的場
すみませんお待たせじした笑
西村
あっいえいえ
西村
お邪魔してるのこっちなんで笑
西村
夏目はどうしたんすか?
的場
鈴のところへ行くときかなくてね笑
的場
場所を教えて連れてきてくれるように頼んだんですよ笑
西村
えっ夏目1人でですか?!
的場
この屋敷は広いし人も多いですから慣れていない西村くんと2人より1人で言った方が早いんですよ
西村
た、確かに
西村
でも鈴ちゃん病人なんだし、行くのが無理そうなら俺はもう帰りますよ
西村
無理して欲しくないし、
的場
風邪はもう治っていたんですが、鈴は無理をしすぎることがあるので私が強引に長めに休ませているんです
的場
もう元気なので心配することは無いですよ笑
西村
それ聞いて安心しました笑
的場
中で2人を待つとしましょう笑
的場
鈴が学校でどうしているか、色々聞いておきたいですしね笑
的場
どうぞ遠慮なく
西村
はっはい
廊下
西村
(うわぁ広っ)
部下
頭首、そちらは?
的場
客人だ
的場
普通の人間のね
的場
この子に悪いので人は近づけさせないよう他の奴らにも伝えておけ
部下
承知しました
西村
(かっけぇ...)
的場
どうぞ
西村
(茶菓子だ笑)
西村
どうも笑
西村
そういえば、頭首って呼ばれてましたけど、それって
的場
あぁ
的場
私的場一門の頭首をしているんですよ笑
西村
的場さん何歳ですか?!
的場
22歳です笑
西村
若っ
西村
そんなに若いのに頭首って凄いですね
西村
一番偉い人ってことでしょう?
的場
まぁそうですね
的場
色々面倒なことはありますが、それなりに楽しいですよ笑
西村
なんで片目隠してるんすか?
的場
家が特殊で、代々的場家頭首は片目を隠さなばならないのですよ笑
的場
まぁ大きな傷があることも理由の一つですが
次回♡11






