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4月9日
今日は青空…学園?の入学式だ
桜は散りつつも、
新入生を歓迎しているように見える
時の流れは本当に早いものだ
つい最近まで小さかった彼も
いつの間にか僕を超えてしまった
地面に寝転んでそらを見る
そらは青く、
この場所に似合うほどの青さだ
起き上がり、柵の前まで行く
下を覗いてみると
たくさんのヒトが
校舎に入っていく
そんな中、一人だけ
目立ったことをしている子がいた
???
周りをキョロキョロ見て
なんというか………
落ち着きがない
ヒトでも探しているんだろうか
もう少しよく見ようと思い
柵を越えて座る
タヒに対して恐怖がないからか
あの時よりも怖くはない
しばらく、その子を観察してみた
???
本当にキョロキョロしているだけで
何も知らないヒト……というか
僕から見て「変わっている子」そう思う
、、、、
もう少しで入学式が始まるというのに
その子は、まだ、外にいる
壱か漆にに頼もうかなんて考えていると
???
その子が急に両手を上に上げ、上を見た
その行動が突然すぎてびっくりした
なんなんだこの子は…、
ヒトを探しているかと思ったら突然上を見て…
何がしたいんだろうか
そう思いつつもじーっと観察を続けてみると
入学式が始まる前のチャイムが鳴り響いた
ほぼ“毎日”聴いてるけど
本当に音がデカくて毎回びっくりする
あの子の方を見ると、
ようやく気付いたようで慌てたように
走って校舎に入っていく
あの子を見ることはきっと…
もうないだろう
だけど少し見てておもしろいと思ってしまった
いつかまた、この
参年間
で見てみたいと考えてしまった
超えていた柵をもう一度登って
元の位置…屋上の校内へ入るドアがある
小さめの建物の裏に戻る
丁度日影になるため、基本的にいる
別に定位置というわけでは無いが
なんとなくでいる
そらをもう一度見上げる
でも
先程とあまり変わっていなかった
だが軽く薄い雲があり
多分……
綺麗だと思った
毎日が暇で
毎日がくだらなくて
毎日が同じことの繰り返しで…
、、、、
だけどあの子は今思い返しても
少しおもしろかった
とは言っても
観察するのはさっきも思った通りもう出来ないだろう
ここは屋上
閉鎖された場所で
今ではもう誰も近づかない
そういえば今更だが
この学校には
“八つ”の七不思議………
いや
八不思議がある
八不思議の
壱番目
それは
学園内
参番目は
図書室
肆番目は
旧音楽室
伍番目は
弓道場
陸番目は
大広場
漆番目は
校内
八番目は
生徒会室
そして……
弐番目は……
ここ
屋上だ