時は2限目の真っ只中、
勉学に励む同級生らを横目に、誇らしげな笑みを浮かべながら教室へと足を運んだ。
青
何も無かったかの様に入室する自分に困惑の表情を浮かべる者や、
懲りずともヒソヒソと口角を上げる者、
そして、自分の帰りを待ち望んで居てくれた者が居た。
水
黒
白
赤
青
変わらず揶揄ってくる彼に少し声を荒らげながら席へ向かう。
その最中、クラスの中心的人物に小声で罵倒された。
それは毎度変わらず『ホモ野郎』で、
青
こう返してやろうと心に決めていた渾身の爽やかな返答をする。
爽やかと言うより開き直っている感が強いが触れないでいてほしい。
そして、
青
嫌味ったらしく口角を上げ、何も無かったかのように着席した。
声を殺して笑う者や、思わず吹き出してしまう者も居て、
後ろから、は!?と聞こえた気がしなくも無いが知らぬふりをしておく。
桃
そう言ってにこやかに迎えてくれた先生の姿に火照ってしまった。
白
水
終わりの鐘が鳴り、真っ先にこちらへと向かってきた4人。
青
青
水
水
先程から調子よく動くアホ毛を引き抜くように掴みあげる。
赤
黒
黒
青
青
皆で猛々しく声を上げて、 笑顔を添え合った。
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