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テラーノベルの小説コンテスト 第3回テノコン 2024年7月1日〜9月30日まで

時は2限目の真っ只中、

勉学に励む同級生らを横目に、誇らしげな笑みを浮かべながら教室へと足を運んだ。

おはようございまーす

何も無かったかの様に入室する自分に困惑の表情を浮かべる者や、

懲りずともヒソヒソと口角を上げる者、

そして、自分の帰りを待ち望んで居てくれた者が居た。

いふくん!!

まろ!!待っとったで!

早く席座り〜w

ないくん先生の授業だよw

うるっさいわ!!

変わらず揶揄ってくる彼に少し声を荒らげながら席へ向かう。

その最中、クラスの中心的人物に小声で罵倒された。

それは毎度変わらず『ホモ野郎』で、

別に、男がすきで何が悪いん?

こう返してやろうと心に決めていた渾身の爽やかな返答をする。

爽やかと言うより開き直っている感が強いが触れないでいてほしい。

そして、

あと、自分がモテないからってダサいで

嫌味ったらしく口角を上げ、何も無かったかのように着席した。

声を殺して笑う者や、思わず吹き出してしまう者も居て、

後ろから、は!?と聞こえた気がしなくも無いが知らぬふりをしておく。

猫宮、おかえり

そう言ってにこやかに迎えてくれた先生の姿に火照ってしまった。

まろちゃん、さっき急にどうしたん?

キャラ変わったよね?

終わりの鐘が鳴り、真っ先にこちらへと向かってきた4人。

キャラってなんやねんキャラて…

んまぁ、色々あったんよ

へぇー、なんかきもぉ

いででででで!!離して!!暴力反対!!

先程から調子よく動くアホ毛を引き抜くように掴みあげる。

ウケる〜

心籠っとらんなぁ…

そうや、今日も練習するよな?

あったりまえやん!!

まじ着いてこいよ!

皆で猛々しく声を上げて、 笑顔を添え合った。

꒰ 第1章 ꒱ 秘密の恋路の末路。

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