瑠衣
はあ…はあ…
瑠衣
まだか〜?もう結構歩いたと思うんだけど…
まどか
たしかにね…もう手がかりとかあってもいいはずなんだけど…
杖道
一旦休むか、何かわかるかもしれん
結人
つ…疲れた…
雷夏
結人〜大丈夫?
恵吾
結構歩いたからな…
雷夏
あ、そういえば司波仁たちは?全然来ないけど…
瑠衣
あ、それ思った!大丈夫だといいけど…
仁
何がだ?
瑠衣
はあ?何ってお前らのことに決まって…
瑠衣
ってええ!?
杖道
仁!?追いついたのか!
仁
ああ、なんとかな
誠一
恵美!無事なようやな!
まどか
誠一…大丈夫だったの?
誠一
ああ、どうなることやと思ったけど…なんとかな
まどか
そう、よかった
千卜
……
瑠衣
皇…体中に血が…
仁
ああ、一応皇は怪我はしてないぞ
瑠衣
あ、そうなの?
雷夏
えっ…じゃあそれって…
恵吾
…返り血?
千卜
……
仁
まあそっとしてやれ
仁
レコーダーが死んだんだ、すぐには気持ちも落ち着かないだろう
瑠衣
そう、だな…
まどか
ねぇ、そういえば君たちどうやって僕らのところまで来たの?
誠一
ん?まあ多少時間はかかったけど歩いてたら着いたで
誠一
仁さんの千里眼で足跡も見えたし
まどか
それにしても早いな…僕らはこんなに時間かかってるのに
まどか
(あっ…もしかして)
まどか
…ねえ、提案があるんだけど
杖道
なんだ?
まどか
おそらく、この道は僕らが歩くたびに伸びていくんだ
健三
…?どういうことです?
まどか
歩くたびに新しい道ができるんだよ。だから永遠に手がかりがないんだ
結人
じゃあ、どうすれば…
千卜
……囮
まどか
そう、囮を使うんだ
まどか
例えば、2つの道があるとする。
まどか
そしたら、片方の道を誰かが走るんだ。
まどか
そしたら、走ってるからそっちに部屋を作ろうと意識がいくだろ?
まどか
その隙に残りの人たちで反対側を調べて第2関門を見つけるってわけ
杖道
なるほどな。
…で、誰が囮をやる?
…で、誰が囮をやる?
まどか
囮をやるなら、体力があって、戦える人がいいかな。あと、1人じゃなくて数人がいいと思う。
仁
そうか…当然別れられると部屋を作るのに片方しか作れないから面倒だ。だから走ってる方を潰そうとそっちにアサシンも集まるのか
杖道
たしかに、それだったら強いやつがいいな
雷夏
…じゃ、僕が行くよ。条件に当てはまってるし。
仁
なら、俺も行こう
瑠衣
じゃ俺も行く!
仁
瑠衣も?
瑠衣
人数多いほうがいいだろ!
仁
…わかった、無理はするなよ
瑠衣
ああ!
まどか
決まりだね。それじゃ、始めよう