動物保護施設「マボロシ」
悠真
皆さんこんにちは動物保護施設マボロシ所長の悠真です
悠真
本日はこのセミナーにお越しくださりありがとうございます
悠真
今日は動物と一緒に生活する時のアドバイスを紹介します
悠真
まず生活していく中で一番必要なのは
悠真
繋がりです
悠真
心同士繋がっていないと動物たちは怯えてしまいます
悠真
そしてもうひとつ
悠真
愛です
公演終了
今日はほんとに良かったわ!
悠真
ありがとうございます
悠真
そう言っていただけると嬉しいです
夏菜
今日の公演成功しましたね
龍己
いやー繁盛してよかったー!
悠真
そうだな前は全然客来なかったけど
悠真
ここまで人気になるなんて
悠真
お前たちのおかげだな
龍己
そんなことあるよ!
夏菜
何それ笑
事務所
文姫
おかえり
夏菜
ただいま
龍己
あっプリンじゃんもーらい
文姫
ちょっと!それ私の!
龍己
いいじゃないかまた買ってやるから
悠真
そんなことよりなんでお前来なかったんだ
文姫
え?いやっあの別に私が出てもなーって感じ?
悠真
別に出ればよかったのに
文姫
私人見知りだから
夏菜
そうだよ文姫はなんも悪くないからね
悠真
そうかわかった
悠真
そういえば今年の売上は?
龍己
今年の売上は確か
龍己
1530億円だったと思うよ
悠真
わかった
悠真
もうこんな時間か
悠真
エサやってくる
龍己
行ってらっしゃい
保護所
様々な鳴き声が聞こえてくる
悠真
よーしよしよしみんな偉いな
悠真
今からご飯だから元気に食べるんだよ
悠真
ん?お前元気ないのか
悠真
お前もどうしたんだよ!おい!
悠真
ぐったりしちゃって
悠真
おかしいな
悠真
元気な子もいるしなんでこんなことに
事務所
夏菜
どうしたの変な顔して
悠真
いや動物たちが元気無くて
夏菜
まじで
文姫
どういう感じだったの
文姫
詳しく教えて
悠真
寝たっきりになってて
悠真
食欲がなくてそれに
夏菜
そういえば
夏菜
動物達って全然食べない日があるんだって
悠真
それほんとか?
夏菜
うっうん
明日
悠真
おつかれ
龍己
おつかれ
悠真
ちょっと金庫確認してくるわ
龍己
わかった
金庫管理室
悠真
今どのくらい残ってるかな?
悠真
!?
悠真
おっおい!
悠真
何だこれ!
夏菜
どうしたの?
龍己
何かあったのか!
悠真
ちょっとコレ見てよ!
夏菜
えっ!
龍己
いつの間に
夏菜
なんで空なの
悠真
俺も知らない今来たらこうなってて
夏菜
とりあえず部屋に戻ろ
部屋
悠真
なんで空になったのか
夏菜
でも昨日はちゃんと鍵も閉めたし
夏菜
入ろうとしてもセキュリティーが発動するはず
文姫
セキュリティーを解除するキーを持っている人以外できない
龍己
そういうことだな
夏菜
故障ってことは無いよね
悠真
いいやちゃんと動いてる
夏菜
なんでこんなことに
龍己
ん?なんか動画があるぞ
悠真
なんだ動画って
龍己
これ
悠真
ん?ここって
悠真
金庫管理室じゃねえか
夏菜
あれっこれってもしかして
夏菜
文姫!
悠真
文姫お前だったのか!
悠真
なんであんなことをしたんだ
文姫
うるさい!
文姫
私はあんたよりも精一杯やってるのに
文姫
給料はたったの5万
文姫
この低月給で
文姫
せいかつできるわけないでしょ
文姫
あんたよりも頑張ってるのに!
悠真
なんだと!
夏菜
まぁまぁ喧嘩しないで
文姫
そう言ってる夏菜はどうなのよ
夏菜
えっ何に決まってるじゃん
龍己
おい!まだ動画があるぞ
悠真
なんだよこれ!
悠真
夏菜!
文姫
動物を弱らせたのって夏菜だったの?
文姫
どうして?
夏菜
私、知ってたから
文姫
何を
夏菜
悠真が何か企んでること
文姫
企んでること?
悠真
何言ってるんだよお前そんなわけねぇだろ
龍己
もうひとつあるぞ
文姫
えっ!
夏菜
えっ!
龍己
なんだよこれ
龍己
ここは動物保護施設だろ
龍己
なんでペット屋に
龍己
もしかしてお金のためだけに
龍己
動物を保護してってこと?
夏菜
何それ
夏菜
最低
文姫
お金のためだけに
文姫
やるなんてなにかんがえてんの
龍己
お前これでおしまいだな
龍己
さようなら
夏菜
さようなら
文姫
さようなら
悠真
おい!待てよ
悠真
どうしてこんなことに
悠真
だったらこんな仕事するじゃなかった
悠真
俺はもうおしまいだ
失礼します
悠真
どうしました
あなたの動物が売れました
悠真
ほんとですか?よかったよかった