テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
『αの先輩が嫌いです』 – 第2話 –
熱い。頭がまわらない。 気持ち悪ぃ。
南雲 与一
南雲の声が遠くで聞こえる。
聞こえるたびに心臓の音が大きくなって、身体が熱くなる。
朝倉 シン
身体が勝手に反応してッ…♡
朝倉 シン
冷蔵庫のドアに手をかけて、額を押しつけ る。冷たいはずなのに、なにも変わらない。
南雲 与一
朝倉 シン
熱い。
頭が回んねえ。
朝倉 シン
やばい…欲がッ♡ くそ、。
南雲 与一
南雲 与一
朝倉 シン
掴まれた腕がいやに熱い。 引っ張られる感覚すら、感度が上がっている せいで背筋に電気が走ったみたいになる。
南雲 与一
耳元で囁かれる低い声に ゾクリとする。
南雲 与一
朝倉 シン
図星だった。
いや、正確にはまだ"完全な発情" には入ってない。身体の火照りも、 喉の渇きも、全部。
南雲 与一
朝倉 シン
怒りが込み上げる。けど 声がうまく出ない。
足がもつれて、冷蔵庫の前 で膝をついた。
南雲 与一
どの口が言ってんだよ。 お前のせいだろ。
朝倉 シン
視界がぐらつく。
たった一本の飲み物で ここまで崩されるなんて。
朝倉 シン
南雲 与一
朝倉 シン
南雲 与一
唇が触れる距離に、南雲 の顔があった。
南雲 与一
朝倉 シン
咄嗟に手を振り払った。けど、
力が入らない。
触れられることすら拒否でき ない自分が、悔しい。
αなんて__。
支配する側のくせに、勝手に踏み込んでくるやつらばっかりだ。
俺たちΩがどんなに努力しても、逃げても、こうやって__。
朝倉 シン
坂本 太郎
聞き覚えのある声。
朝倉 シン
倒れ込む俺を、咄嗟に支えてくれたの は、俺が唯一心を許せるβだった。
坂本 太郎
坂本の声が低く唸る。 南雲は、その場にしゃがんだまま、笑顔を消さずにただ言った。
南雲 与一
南雲 与一
𝙉𝙚𝙭𝙩 ︎ ⇝♡1000⤴︎︎︎
コメント
6件
サカモトデイズのアニメは知っていたけど、のーんさんの話を見たら...アニメ見ようかなって思ったぁ!続き楽しみにしてます!✨️
一旦、叫んできますね
うーん最高🫠💞 もうありがとうございます🙏🏻🙇♀️ 続きめっちゃ楽しみに待ってます!!