私はおかしい。
おかしすぎる。
中学三年生の春。
部屋の窓から吹いてくる風が まだ冷たく感じる。
空はまだほんのり明るい。
もう6時だと言うのに。
枕元にあるスマホに 手を伸ばしたその時
?
傷口が痛んだ
私はその傷口を見て絶句した
寝ている時に 掻きむしってしまったのか
かさぶたが取れて血が滲んでいた
?
私は足を思いっきり振り上げその弾みで上半身を起こした
目の前はいつものように 黒い砂嵐で覆われる
もう慣れたことだ
中学二年生の春。
私は大きく変わってしまった
奥手な私を明るい世界に 導いてくれたのは
病気だった
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!