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130
#コメントください
りんね@サブ垢
76
#OC描かせてください
匿名幽霊
1
#💎🫧🎧
マリン.
70,986
放課後。
由夏はプリントの束を抱えていた。
瀬那に頼まれた、先生の手伝い。
結局断れなかった。
だって、
『助かる』
なんて笑われたら、断れる訳がない。
【イベント名】 『攻略対象と放課後イベント』 発生条件:廣瀬由夏であること
……だったらいいのに。
瀬那 有眞 セナ ユウマ
瀬那くんが横を見る。
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
瀬那 有眞 セナ ユウマ
そう言いながら、由夏の持っていた束を 半分取る。
近い。
しかも自然。
何も意識してない。
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
瀬那 有眞 セナ ユウマ
瀬那くんは笑う。
その時、
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
聞き慣れた声。
髙浦。
廊下の向こうから歩いてくる。
由夏は少しだけ安心した。
髙浦がいると、呼吸がしやすい。
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
髙浦は瀬那くんを見る。
そして、由夏を見る。
何か言いたそうな顔。
でも何も言わない。
すると、
瀬那 有眞 セナ ユウマ
瀬那くんが笑う。
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
即答。
由夏は思わず吹き出した。
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
髙浦も少し笑う。
その空気が心地良くて、
由夏は久しぶりに、何も考えずに笑った。
すると、
瀬那くんが黙る。
ほんの少しだけ。
瀬那 有眞 セナ ユウマ
由夏は気づかない。
でも、髙浦は気づいた。
瀬那が、由夏を見ていることに。
プリントを届け終わった帰り道。
由夏は職員室前で立ち止まる。
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
そう言った瞬間、
瀬那 有眞 セナ ユウマ
瀬那くん。
瀬那 有眞 セナ ユウマ
優しい声。
由夏の心臓が跳ねる。
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
瀬那 有眞 セナ ユウマ
だから、
そういうの、やめてほしい。
好きになるから。
すると、
橘 紗良 タチバナ サラ
今度は女の子の声。
紗良。
階段を登ってくる。
橘 紗良 タチバナ サラ
自然に瀬那くんの隣へ。
自然すぎる距離。
由夏の胸が少し痛む。
だけど、
紗良は由夏を見ると、ふわっと笑った。
橘 紗良 タチバナ サラ
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
優しい。
やっぱり優しい。
だから困る。
瀬那 有眞 セナ ユウマ
瀬那くんが言う。
紗良が頷く。
その光景が妙にお似合いで、由夏は視線を逸らした。
その時、
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
小さな声。
振り向く。
髙浦だった。
少し離れた場所。
瀬那くんたちには聞こえない距離。
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
髙浦は少し考えて、
それから、困ったように笑った。
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
【イベント発生】 髙浦伊織が何かを言いかけました ▶追及する ▷気にしない
由夏は少し首を傾げる。
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
廣瀬 由夏 ヒロセ ユカ
髙浦 伊織 タカウラ イオリ
髙浦は笑った。
だけど、その笑顔は少しだけ寂しそうだった。
_____帰宅後。
由夏はベットに倒れ込む。
スマホを開く。
【瀬那有眞 攻略ログ】 ・放課後イベント発生 ・荷物を持ってくれた ・お礼を言われた
入力する。
それから少し迷って、
もう1行追加した。
【髙浦伊織】 ・何か言いかけてやめた
由夏はその文字を見つめる。
そして、ふと考える。
もし、もしこの世界が本当に恋愛ゲームなら、
さっきのイベントって、
誰のルートだったんだろう。
.____________________.
【ルート分岐を確認しました】 しかし主人公は、 まだ気づいていません。
コメント
3件
寺島あおいです🤍 第8話、読ませていただきました。 「好きになるから」って思う由夏の心情、すごく痛いくらい伝わってきました……。瀬那くんの自然な優しさにときめきつつ、紗良さんとの距離感に切なくなる。そして髙浦くんの“言いかけてやめた”がめっちゃ気になります! 最後のルート分岐の演出、ゲームっぽくて好きです。次が楽しみすぎます🌷