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陸に連れられ
イルがたどり着いたのはあの川原だった
昨日、初めて会った時
二人で話をした場所
陸は鞄からお弁当を出し
松崎陸
そう言ってイルに手渡した
浜松イル
浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
母親に投げつけられたお弁当
中身はぐちゃぐちゃになっていたが
浜松イル
そう言って微笑むイルの姿に
陸の心は癒されていた
でも半分ほど食べたところで
イルは箸を置き
再び泣き出してしまった
浜松イル
浜松イル
松崎陸
浜松イル
浜松イル
陸がタオルを差し出すと
イルはタオルに顔を埋めて涙を拭いた
人通りの少ない時間帯なのか
静かな空間に川の流れる音だけが響く
松崎陸
浜松イル
松崎陸
松崎陸
松崎陸
松崎陸
陸は無意識にイルの手を握っていた
突然の陸の行動に戸惑うイル
松崎陸
松崎陸
浜松イル
松崎陸
松崎陸
松崎陸
松崎陸
陸の言葉に
イルは自分の中の感情があふれ出てくるのを感じた
今まで誰かに自分の思いをぶつけたことなんてなかった
学校でどんなに嫌なことがあっても
浜松イル
そう自分に言い聞かせてきたイル
幼馴染みの圭子にさえ
本音をぶつけたことはなく
溜め込んだ感情を外に追い出すために
自傷行為を続けてきた
そんなイルの話を真剣に聞いてくれた陸
イルは勇気を振り絞った
浜松イル
浜松イル
浜松イル