龍実
ただいま。
お婆ちゃん
あら、お帰り。
お婆ちゃん
龍実ちゃん、
元気ないわね〜
元気ないわね〜
お婆ちゃん
学校で何かあったの?
龍実
…先生が、
龍実
猿山先生が居なくなってた。
お婆ちゃん
違う学校に
行っちゃったのかしら?
行っちゃったのかしら?
龍実
ううん、違う。
龍実
皆の記憶に先生が居ないんだ。
お婆ちゃん
お婆ちゃん
そう言えば、龍実ちゃん。
お婆ちゃん
学校に小さい神社があるわ。
お婆ちゃん
そこの神様が何か知っている
かも知れないわ。
かも知れないわ。
龍実
確かに、
龍実
…行ってくる。
龍実
…なんか、ボロいな。
???
確かにそうですね。
龍実
‼︎?
???
おや、珍しいですね。
龍実
誰⁉︎
???
失礼しました。
???
私は、
桃瀬家の執事を
しておりました者です。
桃瀬家の執事を
しておりました者です。
執事
ところで、
貴方は何故ここへ?
貴方は何故ここへ?
龍実
龍実
この神社に様があるんだ。
執事
そうでしたか。
執事
でしたら、
私がお相手いたしましょう。
私がお相手いたしましょう。
龍実
…………
龍実
分かったよ。
龍実
それじゃぁ、早速。
龍実
私の担任が居なくなった。
龍実
何か知らないか?
執事
担任ですか。
執事
お名前は?
龍実
猿山先生だ。
龍実
青のニット帽に
龍実
黄色のホイッスルを付ける。
執事
…彼ですか。
龍実
知ってるみたいだな。
執事
ええ。
龍実
何処に居る?
執事
この神社に居ますよ。
龍実
なっ‼︎
執事
彼は今眠っています。
執事
会うのは難しいですね。
龍実
……そうか。
龍実
(そうか、この中に)
龍実
龍実
なぁ
執事
はい。
龍実
この神社、
掃除してもいいか?
掃除してもいいか?
執事
えぇ、勿論。
龍実
それじゃぁ、また。
執事
はい、また。